【監督】飯塚健
【出演】田中圭/土屋太鳳/山田裕貴/眞栄田郷敦/小坂菜緒/落合モトキ/菅原大吉/八十田勇一/濱津隆之/古田新太/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 西方仁也は、1994年リレハンメルオリンピックで惜しくも金メダルを逃してしまったスキージャンパー。1998年長野オリンピックでは、代表選考に外れ、テストジャンパーとして裏方に回ることになる。
多少なりとも感動できるように作られているので、素直に鑑賞すればよい作品
・飯塚健監督は、2003年『Summer Nude』で商業映画監督デビューをしています。舞台や映画、テレビなど幅広い範囲で活躍する監督です。なお、2012年女優の井上和香と結婚しています。
・田中圭は、役者を志し、「トリビアの泉」の確認VTRの出演を経て、2008年『凍える鏡』で初の主演を務め、TV番組等で活躍している俳優です。
・土屋太鳳は、2005年「スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス」にて審査員特別賞を受賞し、その後2008年「トウキョウソナタ」で映画デビューをしています。2011年には「鈴木先生」でドラマ初レギュラーともなり、2013年『果てぬ村のミナ』で映画初主演にもなっています。女優業だけでなく、司会もこなすこともあり、多彩な才能のある女優です。
・主題歌は、MISIA「想いはらはらと」となっています。
・物語は、長野オリンピックで、テストジャンパーとして活躍し、日本のスキージャンプで金メダル獲得の裏方ながらも活躍した人々を描いたストーリーです。
・登場人物は実在のスキージャンパーが多く登場し、実際には目立つことのなかったテストジャンパーが、競技中の吹雪により競技の続行を確認するために飛んだことを描いています。
・実話ものでありながら、原田雅彦焼くを演じた濱津隆之はかなり似ています。
・似ているという点は確かにリアリティをもたせやすいのですが、モノマネではないので、演技として訴えてくるものがあるかがポイントとなり、本作に限らず、実話ものに関しては、似ている似ていないという問題よりも、訴えかけてくる力があるのかどうかで、変わってくるのかと思います。
・むしろまったく似ていなくても、演じている人の熱意で、意外と似ていると思ってしまうような演技であれば、むしろこちらのほうが好みかもしれません。
・「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディーマーキュリーはを演じたラミ・マレックは似ているかどうかで言えば、風貌と熱意は十分に伝わったとは思っています。ただし、実際に本人の歌った映像が残っているものが多く、どうしても本人には勝てないかなぁと思うところはあります。
・結局、どこまで行っても本人以上の本人にはなれないのですから。
・あと、身長がどうも足りてないところは何回観ても気になります。
・ということで、似ている論というよりも、本作は、金メダルを賭けた競技の影で活躍したテストジャンパーにスポットライトを当てているので、その部分で訴えてくるのもを感じられれば、それで充分です。
・作品の内容については、多少ご都合主義的な感じもしますが、あくまで実話を元に脚色はされているので、仕方のないところです。
・多少なりとも感動できるように作られているので、素直に鑑賞すればよい作品であります。
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