【監督】レオス・カラックス
【出演】アダム・ドライバー/マリオン・コティヤール/サイモン・ヘルバーク/
【あらすじ】主人公 ヘンリーは、スタンドアップコメディのコメディアン。一流オペラ歌手のアンとの間に子供がうまれ、アネットと名付ける。
難解な作品もありますが、非常に高い作家性もあり、期待したい作品です
・レオス・カラックス監督は、『カイエ・デュ・シネマ』誌上で評論家として活動をし、1983年「ボーイ・ミーツ・ガール」で映画監督デビューをしています。1986年『汚れた血』を制作し、1991年「ポンヌフの恋人」では、幾度となる製作トラブルに見舞われながらも、完成をし、アレックス青春三部作を完成させ、いずれもヒットしています。その後、1999年「ポーラX」、2007年「TOKYO!」2012年「ホーリー・モーターズ」と非常に寡作ながらも、完璧主義の作家性から、ファンも多い監督です。新作が非常に期待される監督です。
・アダム・ドライバーは、2012年よりテレビドラマで活躍し、2013年『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』に出演、『ハングリー・ハーツ』では主演を演じ評判となります。その後、2015年『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でカイロ・レン役として知名度を上げ、2018年『ブラック・クランズマン』では第91回アカデミー賞助演男優賞に初ノミネートされている実力ある俳優です。
・本作は、フランス・ドイツ・ベルギー・日本・メキシコ合作のミュージカル映画です。
・第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、監督賞を受賞を受賞しています。
・物語は、コメディアンの主人公が、一流オペラ歌手と結婚をするが、自らのキャリアは落ち目となり、反対にアンは成功をしていく。2人の間にアネットという娘が生まれ、母譲りの才能を見出し、その才能を開花させることに力を注いでいく。
・レオス・カラックス監督の7作目の作品となり、いままでの作風にはなかったミュージカル的要素が込められています。
・水原希子、福島リラ、古舘寛治、山川真里果と日本人俳優も起用されています。
・レオス・カラックス監督の分身とも言われる、ドニ・ラヴァンは出演しておらず、「ポーラX」以来のドニ・ラヴァンが出演しない作品となっています。
・ロン&ラッセル・メイル兄弟によるポップバンド「スパークス」が音楽を担当しています。
・レオス・カラックス監督は、今回来日をしており、首都圏の映画館で舞台挨拶を行う予定です。
・その他、蔦屋書店、アニエスベー渋谷店などで、特集コーナーが組まれており、関連書籍も刊行されています。
・難解な作品もありますが、非常に高い作家性もあり、期待したい作品です。