【監督】白石和彌
【出演】阿部サダヲ/岡田健史/岩田剛典/宮崎優/鈴木卓爾/佐藤玲/赤ペン瀧川/大下ヒロト/吉澤健/音尾琢真/中山美穂/
【あらすじ】主人公 雅也は、鬱屈した毎日を送る大学生。そこに連続殺人犯 榛村より1通の手紙が届く。もともと雅也の地元のパン屋で働いていた榛村は、当時良く訪れてくれていた雅也に最後の事件に関してだけは、冤罪だと証明してほしいと頼まれる。
阿部サダヲと岡田健史が主となるストーリーとなると思われますが、阿部サダヲの怪演が期待できそうです
白石和彌監督は、助監督経験を経て、「ロストパラダイスイントーキョー」で長編デビューをし、その後、2017年『彼女がその名を知らない鳥たち』で評価され、以降、『孤狼の血』『止められるか、俺たちを』と野心的な作品を多く制作し、非常に心に踏み込んでくるような作風でもあります。2022年「仮面ライダー生誕50周年記念プロジェクト」として配信作品『仮面ライダーBLACK SUN』を手掛けています。
阿部サダヲは、劇団「大人計画」の役者として活動し、グループ魂のバンドボーカルとしても活躍している俳優です。
原作は、櫛木理宇の小説「死刑にいたる病」です。
物語は、連続殺人事件で死刑が確定している囚人 榛村より1通の手紙をもらい、そのことから、榛村の起こした事件の中で最後の事件だけは、冤罪であるということを聞き、他の犯人を探すことになるストーリーです。
事件性のあるストーリーなので、PG12指定となっています。
白石和彌監督作品で言えば、原作付きの作品は過去にも多くあり、傾向的には2013年「凶悪」と親しいような作品とも言えます。
本作の場合は、すでに起こってしまった事件からの再調査というところでもあり、謎解き要素のある作品かと思います。
2016年以降(2020年は作品がないけど)、毎年何らかの新作を発表している点で言えば、非常に多作ながら、完成度の高い作品が多く、今回も大いに期待できる作品かと思います。
阿部サダヲと岡田健史が主となるストーリーとなると思われますが、阿部サダヲの怪演が期待できそうです。
128分という長さでもあり、特段長時間というわけでもないので、じっくりと鑑賞したい作品かと思います。