【監督】渡辺謙作
【出演】長谷川博己/綾瀬はるか/伊佐山ひろ子/広岡由里子/占部房子/上原奈美/小林薫/阿部純子/麻生久美子/
【あらすじ】主人公 小鳥遊雄司(たかなしゆうじ)は、泳ぐことができない大学で哲学を教えている男性。ひょんな事から水泳教室に通うことととなり、そこで陸上よりも水の中のほうが過ごしやすいという薄原静香というコーチに出会う。
ただのお涙頂戴モノと思えないところは、やはり渡辺謙作監督の作品というところでもあり、ヒトクセある作品かと思います
・渡辺謙作監督は、1991年「夢二」で助監督を務め、鈴木清順に師事し、1998年「プープーの物語」で映画監督デビューをしています。その後、2004年「ラブドガン」2019年「プリズン13」などを監督しています。2013年「舟を編む」では日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞をしています。
・長谷川博己は、2001年、文学座附属演劇研究所に入所し、舞台役者として活躍後、事務所を移籍してTVや映画に主演しています。その後、多数作品に出演し、第35回日本アカデミー賞で『セカンドバージン』で新人賞も受賞し、安定した存在感で定評があります。2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で主演の明智光秀役としても活躍しています。
・綾瀬はるかは、2000年第25回ホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞を受賞し芸能界デビューをしています。2001年『金田一少年の事件簿』でTVドラマデビューをし、2002年「Jam Films『JUSTICE』」で映画デビューをしています。司会業や歌手としても活躍しており、多彩な才能を持ちながらも、天然の明るさのある女優です。
・主題歌は、Little Glee Monster「magic!」「生きなくちゃ」です。
・物語は、水が苦手で泳ぐことができない哲学者が、水の中のほうが過ごしやすいという水泳コーチと出会い、そのなかで考え方や生き方が変わってくるストーリーです。
・脚本は、渡辺謙作監督が手掛けていますが、もともとの原作は、高橋秀実著のエッセイです。
・長谷川博己の生真面目さ感ははまり役に思えます。
・麻生久美子のロングヘアの綺麗さはちょっと異常な感じがするくらい長くてキレイです。
・「まっすぐやなくても、まっすぐに見えるし、真ん中やなくても真ん中にみえんねん。」
・「あの喜びを感じてもらいたいんです」
・「泳ぐのあきらめて、全部諦めて生きていくんですか?」
・「逃げるな」
・「水の中なら思いっきり泣けます」
・予告編を観ると、良いセリフがたくさん散りばめられており、グッと来るような内容にまとまっていると思います。
・ただのお涙頂戴モノと思えないところは、やはり渡辺謙作監督の作品というところでもあり、ヒトクセある作品かと思います。
・とりあえず、綾瀬はるかが水泳コーチというところでプールに入るシーンが多いのですが、ファンサービスとまでは感じないながらも、色々と考えてしまうところはあります。