【日本映画】「扉を閉めた女教師〔2021〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/佐倉萌/飯島大介/
【個人的評価】

【あらすじ】いじめられっ子の男子生徒と学校で不倫をしている女教師がひょんなことから、体育倉庫に閉じ込められてしまう。

扉を閉めた女教師

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ピンク映画の体裁を取りながらも、普通に映画としての要素を成立している点は、城定秀夫監督ならではという作品

城定秀夫監督は、ピンク映画やオリジナルビデオで助監督を務め、2003年『味見したい人妻たち』で映画監督デビューその後もピンク映画のみならず、多彩な作品を送り出している監督です。

山岸逢花は、2017年にAV女優としてデビューをし、2021年ピンク映画ベストテン2020において新人女優賞および桃熊新人女優賞を同時受賞をしている女優です。

物語は、学校で不倫をしている女教師といじめられっ子の男子生徒が、体育館倉庫に隠れていたところ、閉じ込められてしまうというストーリーです。

用務員のおじさんの耳が悪いという点は、きっちりと布石としており、この設定が本作での起こるべきして起こってしまったトラブルとも言えます。

近くになっている果物がよくわかりませんが、季節的にどういう季節なのかよくわかりません。

そもそも、いろいろな道具が置かれている体育倉庫でもあり、出る手段などはいくらでもありそうに思います。

ヘンミ先生自身は、なかなかツンケンしているところがあり、中盤まで、魅力的に思えない点がありますが、そういう要素があるからこその反動とも言えます。

ヘンミ先生がメガネを外すところから演出が変わってきます。

夏の体育館倉庫という環境上、相当な蒸し風呂というところもあり、そういう点から、ペットボトルの水がプールの水になるという演出はなかなかおもしろいです。

脱出できたときの2人の言い訳が超絶コントではありますが、そんなコント的であからさまなところが、スッキリしていて良いと思います。

題名が「扉を閉めた女教師」ではありますが、実際に女教師は特に何もしていないという点はむしろ「あるある」的な要素で、3周くらい回って面白いところです。

ピンク映画の体裁を取りながらも、普通に映画としての要素を成立している点は、城定秀夫監督ならではという作品かと思います。

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