【監督】テア・シャーロック
【出演】エミリア・クラーク/サム・クラフリン/
【個人的評価】★★★★☆
【あらすじ】主人公 ルーは、仕事を転々としながらも、前向きな性格の女性。働いていたカフェが閉店となり、仕事を探す中で、半年間ということで、介護の仕事を始める。青年実業家のウィルが介護の相手となり、車椅子生活の手助けをする。
賛否が非常に別れた作品と言われていますが、個人的には「賛」
・テア・シャーロック監督は、イギリスの映画監督で、ロンドン劇場でツアーや助監督を務め、2009年「お気に召すまま」で舞台監督をしています。2014年「世界一キライなあなたに」で長編映画監督デビューをしています。
・エミリア・クラークは、ロンドン出身で、テレビ映画に出演をし続け、「ゲーム・オブ・スローンズ」でデナーリス・ターガリエン役をこなしています。2015年「ターミネーター:新起動/ジェニシス」でサラ・コナー役も演じています。
・サム・クラフリンは、イギリスのテレビシリーズなどに出演し、2011年『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』で出演、その後、2012年『スノーホワイト』で注目され、幅広い活動をしています。
・物語は、仕事を転々としていた主人公が、ある日介護の仕事に就く。車椅子生活の男性の介護をすることになるが、彼女の明るさを取り柄に介護をしていくストーリーです。
・序盤から、主人公のルーの視点で描かれていきます。
・ウィル自体は、バイクの事故で首から下は動かないという設定であり、そのことで、多少ひねくれてしまったいるところがあります。
・ルー自体は、田舎町に住んでいながら、派手なファッションをしており、そのファッションでウィルの気持ちを解き解そうとします。
・「ここは人生に疲れた人がくる町だ。」
・中盤までは、ルーとウィルの関係性が徐々に解きほぐされていくのが描かれ、その後から、物語の展開は、ウィルとルーのラブストーリーとなってきます。
・「食べればみんな元気が出るって」
・このセリフにはルーの前向きな性格が詰め込まれているように思います。
・「赤いドレスを着た女の子とデートに来た気分でいたい」
・ルーの誕生日のシーンで、タイツを送られますが、このときの喜び方は他のプレゼントのなによりもリアクションが良かったと思います。
・ルーを演じるエミリア・クラークは、必ずしもスタイルが良いわけでもないのですが、細身の高身長の美女だと、彼女の表情の魅力は出なかったのかと思います。
・額のしわは気になりますが、彼女の豊かな表情は、この役どころにマッチしています。
・「僕が毎朝起きる気になるのは、君がいるからだ」
・「楽しかったんだ」
・ウィル自体は全身を動かすことができないので、ここにウィルの欲求を満たしきれないところが出てきますが、ルーを主軸に描かれた物語なので、ちょっと伝わりにくいところはあります。
・「前を走っているやつにいつまでも追いつかない気分だ」
・ルーにはキチンと彼氏がいるので、ココのすれ違いが起こり始めますが、あまり重要な要素ではありません。
・「頑固者の説得は大変だ」
・「何もできないなんて。」
・「ルイーザ・クラークが来るといつもにぎやかになるなあぁ」
・ウィルは皮肉屋なので、素直な言葉が出てきませんが、なんとなくその皮肉屋になってしまったところはわかりにくい点があります。
・コレも、ルー自体を主軸として描いているストーリーなので、ウィルの気持ちに立って観ると良いかもしれません。
・ウィルの手紙にはこの物語の結末としては、とても心動かされるところがあります。
・賛否が非常に別れた作品と言われていますが、個人的には「賛」としたいところです。