【監督】ギャビン・ロザリー
【出演】テオ・ジェームズ/ステイシー・マーティン/ローナ・ミトラ/ピーター・フェルディナンド/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 ジョージ・アルモアは、日本の山奥の施設でアンドロイドの開発をしていながらも、会社での成果が上がらず、不評だったが、彼は、亡き妻のジュールを蘇らせるために研究をしていた。
しっくり来るような、狐につままれるようなそんなまとめ方
・ギャビン・ロザリー監督は、2020年「アーカイブ」で長編映画監督デビューをしています。
・テオ・ジェームズは、イギリスの俳優で、2010年「恋のロンドン狂騒曲」で映画デビューをし、その後、テレビや映画で活躍しています。
・物語は、妻を事故で亡くした主人公が、「アーカイヴ」というシステムを利用して、蘇らせようとするストーリーです。
・序盤から、山奥の研究所でロボットの研究を黙々と続けている様子から始まります。
・アンドロイドは、試作型から、J1、J2と用意され、J3が格段の進歩を遂げるような、ほぼ人間のようなアンドロイドになります。
・中盤では、なんとなくミスリードを誘うような展開でもありますが、本作は、主人公を中心に展開する物語なので、素直に観ればよいかと思います。
・ロボットがまばたきをする点については、映画なので、そこまで要求はしませんが、実際ロボットを開発したわけではないので、演じている人が自然と行っているまばたきとなります。
・ロボットならば、まばたきの必要はないのですが、実際に「まばたきをしないロボットのようなもの」を目の前にしたとき、やはりまばたきをしない点については、怖い印象を持ちます。
・そういう点では、雑にまばたきをするアンドロイドのほうがリアルなアンドロイドに感じます。
・山梨県で研究をしている設定となりますが、実際には会話で山梨が出てくるだけで、撮影は、山梨県ではないように思います。というか、絶対違うと思うし。
・3体のロボットが登場し、徐々に完成度が上がっている点は、わかるのですが、飛躍的な完成度の向上具合に多少戸惑う気もします。
・実は、J2の思考や行動は本作のテーマとも思えるところもあり、アンドロイドに感情が芽生えるのかという点は、興味深いところです。
・最後までしっかり観ることで、きっちりとオチがつきます。
・オチについては書きませんが、しっくり来るような、狐につままれるようなそんなまとめ方でもあり、個人的には嫌いではないです。