【洋画】「マティアス&マキシム〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/グザヴィエ・ドラン//アントワーヌ・ピロン/
【個人的評価】

【あらすじ】30歳になるマティアスとマキシムは、幼馴染で、行動を共にすることが多く、ある日仲間のパーティの際に、友人の妹から短編映画に出演する。そこで二人は男性同士のキスシーンを撮影するが、それを期にお互いの気持ちに気づき始める。

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なんとも言い表しにくい感じのする映画ではありますが、いい意味で、観た人になにかしらの引っ掛かりを残す作品

・グザヴィエ・ドラン監督は、幼少期より子役としてテレビや映画に出演し、2009年『マイ・マザー』で映画監督デビューをしています。2010年『胸騒ぎの恋人』で長編映画監督2作目にして高い評価を得て、2012年『わたしはロランス』でも評価されています。2014年『Mommy/マミー』では、第67回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞しており、才能ある監督です。

・ガブリエル・ダルメイダ・フレイタスは、芸術学校を卒業し、2本の作品の脚本とプロデュースに関わっています。俳優としても活躍をしており、多彩な才能のある俳優です。

・2019年第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品です。

・物語は、幼馴染の30歳の男性2人が、友情と恋心に気が付き、その葛藤を描いていく青春ストーリーです。

・意外にも、グザヴィエ・ドラン映画は、あまり観る機会がなかったのですが、もうちょっと楽に観られそうな作品を見ても良かったのかもしれません。

・同性愛を描いてはいますが、精神的な同性愛であり、LGBTのことについての映画が最近は多いですが、肉体的な恋愛というよりも、失いたくない人という点で物語が描かれています。

・序盤、「ベジータ」と言われて、まさかとは思ったけど、「ドラゴンボール」だったのには、ちょっと意外でした。

・仲間が多く登場し、母親との関係も描かれていきますが、基本的には題名通り、「マティアスとマキシム」の物語ではあるので、その部分を追えば特に見失うことはないと思います。

・物語は淡々としたところもあり、映像は美しいのですが、登場人物の心情が多少隠されつつ描かれているので、観ている側がどこに感情を置くのかが、ポイントになります。

・フランス語を喋っていますが、カナダ・ケ州での言語はフランス語というところもあり、ヨーロッパを舞台にしていないながらも、どこかしらヨーロッパの雰囲気を感じる映像になっています。

・グザヴィエ・ドラン監督が30代にして描いた作品でもあり、2人の登場人物に親しいなにかがあるかとも思います。

・なんとも言い表しにくい感じのする映画ではありますが、いい意味で、観た人になにかしらの引っ掛かりを残す作品かと思います。

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