【日本映画】「カツベン!〔2019〕」を観ての感想・レビュー

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【日本映画】
【日本映画】★★★☆☆
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【監督】
【出演】/徳井優//正名僕蔵/成河/森田甘路//シャーロット・ケイト・フォックス/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 俊太郎は活動弁士を目指す青年。彼は小さな町の映画館で活動弁士として町のいざこざに巻き込まれていく。

カツベン!

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どうもとっ散らかって見えるという印象も否定はできません

監督は、1984年にピンク映画『変態家族 兄貴の嫁さん』で監督デビューしています。その後「ファンシィダンス」や「シコふんじゃった」と一般作品を手掛け、いずれも高評価の作品を制作しています。

・本作は、周防正行監督が脚本を書いていない初の作品となります。

・成田凌は、『MEN'S NON-NO』のモデルとして活躍以後、TVや映画でも出演するようになり、若手として着実なキャリアを積んでいます。

・物語は、サイレント映画の説明を行う活動弁士としてその仕事を中心に映画業界に渦巻くトラブルを描いたストーリーです。

・活動弁士とは、サイレント映画の状況説明をする人のことで、本作の題名「カツベン!」はその愛称ともなります。

・登場人物が多く、多少人物関係を整理しながら観ていかないと取り残されてしまう印象はあります。

・周防正行映画は、お手本のような真面目さがある中に、コメディ感を取り入れたような作風が多く、状況説明も、丁寧に描いているような点もあり、わかりやすさがあるように思います。

・が、本作は、登場人物も多く、キャラクターの個性がちょっと弱いような印象もあり、なんとなく、気軽に見づらかったところはあります。

・これは、既視の俳優とイメージの既視感があるようなところでもあり、そこに戸惑いを感じてしまったのかもしれません。

・また、CGを使わず、当時の風景をセットで描いていますが、セット自体も、あえて、「いかにもセット」というとことには、多分、本作の主軸は、「古き良き映画」という点に集約されているようにも思えます。

・つまり、映画による映画愛を語った映画であると考えると、本作の意味が見えてくるような気がします。

・そこまで、細かいことを考えなくても、スッと入ってくるような作りにはなっているような気もしますが、なんとなく、鑑賞後に感想が出しにくいようにも思え、それは、映画に対する愛情感の方向性の違いなのかなぁとも思います。

・「ニューシネマパラダイス」も名作ではありますが、個々が観てきた作品や作風の多数を満足させる内容というは、なかなか難しいのかなぁという印象があります。ラストのまとめ方は、嫌いじゃないのですが。

・本作も、物語の大筋はありますが、細かい枝葉が重なってきて、集約してくる点で、伝わればよいのですが、どうもとっ散らかって見えるという印象も否定はできません。

・いっそのこと、セピア調やモノクロの映画として作ったほうが、伝わりやすかったのかもしれませんが、そこまで演出してしまうと、逆に、敷居も高くなってしまうので、このくらいのさじ加減がまさしく、映画愛を広く伝えられる視点だったのかと思います。

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