【洋画】「96時間〔2008〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【脚本】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】17歳の娘を持つ父 ライアンが主人公。娘のキムが海外旅行で訪れたパリで誘拐事件に巻き込まれる。誘拐される際に偶然にも娘と通話をしていたことで、事件を知り、アルバニア系の人身売買組織の誘拐を突き止めたライアンは、単身、娘を救出にパリへ向かう。

96時間 (字幕/吹替)

アクション好きな人には、まず観ておかないと後悔する作品

・監督のピエール・モレルは、撮影監督としてリュック・ベッソン作品に関わっており、「アルティメット」で監督デビュー。本作は、監督2作目となります。

・脚本のリュック・ベッソンは、フランスを代表する監督で、「」「ニキータ」等名作映画を多数製作しています。10作品の監督で引退するといっていましたが、2010年公開の『アデル/ファラオと復活の秘薬』でこれを撤回。2019年現在では、17本の監督作品があります。

・原題は「Taken」となり、邦題の「96時間」とは「誘拐事件の被害者が無事でいられると考えられる猶予期間」からつけられています。

・物語は、娘が単身の旅行中で、誘拐事件に巻き込まれ、それを主人公の父親が救出に向かうというストーリーです。

・序盤は、娘が連れ去られるシーンが描かれますが、このシーンの緊迫感が絶頂ではないかと思えるくらいに、詳細かつ衝撃を受けるようなつき落とし方をします。

・そのため、その後の救出の行動にストレスを発散するかのような展開を盛り上げる要素とのなっています。

・とは言え、凄惨なのは当の誘拐された娘であり、このあたりは娘を持たない人でも感情を逆撫でするような展開となります。

・このフラストレーションの溜め方も秀逸で、抑圧された鑑賞状態から、主人公のライアンの無双ぶりに爽快さが生まれます。

・爽快な要素は、まさしく本作の見どころであり、「目には目を」的な容赦ないところが以降のシリーズ化にもつながるところにもなります。

・無双とは言いますが、当然チートしたかのようなところまでではない絶妙な弱さと無双さがあるところの緩急が、退屈させない仕組まれた魅力でもあります。

・まずは、観てもらうことで、たちまち物語に引き込ませる作りになっていますので、観て損をさせたとは思わせないところがあります。

・アクション好きな人には、まず観ておかないと後悔する作品であると思います。

https://www.youtube.com/watch?v=XRJPTOi8NfE
https://www.youtube.com/watch?v=yIwfYwtIDDI
96時間 (字幕版)

 

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96時間 (吹替版)

 

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96時間/リベンジ (字幕版)

 

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