【監督】佐藤周
【出演】松川千紘/古谷連/辻凪子/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公の詩織は、恋人と別れて以来謎の男性に抱かれる夢を観るようになる。徐々に夢の男性が現実にも現れるようになってくる。
監督自身が「令和最初の劇薬映画が爆誕」と述べているので、興味のある人には観てもらいたい作品
・佐藤周監督は、大分県出身の映画監督で、2010年「FRIEND IS THE DEAD」で長編映画監督デビューしています。
・松川千紘は、福島県出身の女優で、2017年「東京ヴァンパイアホテル」で長編映画デビューをしています。身長163cm、3サイズは、B92/W58/H88というプロポーションとなります。
・映画祭「夏のホラー秘宝まつり2019」ではイメージガールを務めています。
・キャッチコピーは「霊に犯される!!」「怒涛のエロティック・ホラー」「ベッドの中が一番怖い。」「霊和元年 最初の恐怖があなたを悪夢に引きずり込む!」という、独特感のあるところは、個人的にはちょっとツボです。
・物語は、淫夢に悩まされる主人公 詩織は、その状況に疑問をいだきながらも、次第に、その夢が現実となり始めるすストーリー。
・序盤は、詩織の普段の生活が描かれますが、その要素で出てくるのは淫夢。
・水滴の落ちる音が演出にもなっており、何度か繰り返していくうちにギャグのようにも受け取れてきます。
・「2分に1回エロかホラー!!」という触れ込みもあるように、ホラーとエロティシズムが共存をしたストーリーであり、ホラーと言う点で言えば、笑いとホラーは紙一重と言えるところも考えると、エロとホラーと笑いが存在しているとも言えます。
・この淫夢については、黒いナニモノかという描かれ方がされていきます。この描かれ方は普通にホラーなところもあり、また、純和風ホラーのような手法から影響を受けているところもあります。
・何度か繰り返されるホラーシーンのルーティーンには、無駄に繰り返すのではなく、徐々にギャグ要素も含まれているような印象もあり、「2分に1回エロかホラー!!」の要素をそのままでは終わらせていないところがあります。
・終盤にはこのナニモノかの正体は描かれますが、想像の斜め上だったようなような気がします。
・このあたりは思っていた以上に、いろんな意味でホラーだったこともあり、この「2分に1回エロかホラー!!」という要素は伊達ではないこともよくわかります。
・主人公を演じる松川千紘の体当たり演技というところもあり、これも、いろいろな意味で想像を超えるような点もあります。
・75分という時間でのまとめ方でもあり、サクッと観られる作品ですが、監督自身が「令和最初の劇薬映画が爆誕」と述べているので、興味のある人には観てもらいたい作品です。