【監督】平山秀幸
【出演】笑福亭鶴瓶/綾野剛/小松菜奈/坂東龍汰/平岩紙/綾田俊樹/森下能幸/水澤紳吾/駒木根隆介/大窪人衛/北村早樹子/大方斐紗子/村木仁/片岡礼子/山中崇/根岸季衣/ベンガル/高橋和也/木野花/渋川清彦/小林聡美/佐藤もみじ/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】死刑囚となりながらも、死刑執行に失敗し生きながらえた梶木秀丸、幻聴が聴こえて暴れるようになってしまったチュウさん、父親からのDVが原因で入院することになった女子高生の由紀を中心に、精神科病院の中での人間模様を描いた内容。
チュウさんと、由紀、秀丸の3人を中心とした物語
・平山秀幸監督は、1976年『青春の殺人者』進行係として、映画制作に関わるようになり、様々な監督のもとで助監督を経験後、1990年『マリアの胃袋』で監督デビューをし、以降『学校の怪談』シリーズがヒット、さらに、1998年『愛を乞うひと』で、モントリオール世界映画祭国際批評家連盟賞を受賞するなど精力的に活動を続けています。
・笑福亭鶴瓶は、1972年に六代目笑福亭松鶴に入門し、落語家として活動しながらも、テレビでのバラエティ番組でも活躍をし、役者としても活躍。2009年『ディア・ドクター』では、主演をこなし、各方面から高い評価を得ています。
・綾野剛は、「仮面ライダー555」で役者デビューをし、中野裕之監督の「全速力海岸」で主演にもなります。
・小松菜奈は、モデルとして雑誌で活躍後、中島哲也監督の「渇き」で映画デビューしています。2016年にはシャネルのブランドアンバサダーを務めたことのある女優です。
・物語は、長野県の精神科病院での患者たちの生活を描きながらも、そこで起こる殺人事件とその事件により変化していく人間関係を描いたストーリーです。
・序盤は、梶木秀丸の死刑執行から物語がはじまります。かなり衝撃的なところはありますが、死刑執行というのは失敗するという例もあったようですが、近代日本ではやはり執行回数も少なく、失敗するということもほとんどありません。
・その後は、六王子病院という場所での物語となりますが、チュウさんと、由紀、秀丸の3人を中心とした物語となります。
・いずれも、精神科病院の中で、登場する人々も、精神的になにか問題を持っているところになります。