【日本映画】「仮面病棟〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【原作】
【出演】/内田理央//朝倉あき/丸山智己/笠松将//藤本泉/小野武彦/鈴木浩介/大谷亮平/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 速水は、先輩の医師に頼まれて、とある病院の当直を引き受ける。その当直の夜に、ピエロの仮面をつけた凶悪犯が侵入し、病院に立てこもる。犯人に銃で打たれた女子大生 瞳と院長や看護師は、囚われながらも、その病院の奇妙な点に気づく。

仮面病棟

ミステリーとしては、サクッと楽しめる内容

・木村ひさし監督は、監督の助監督を務め、2013年『劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL』で長編映画監督デビューをしています。以降、ドラマや映画、プロモーションビデオをなど活動の幅を広げています。

・坂口健太郎は、『MEN'S NON-NO』でモデルとして活躍後、役者としても活動をし、TVドラマや映画など多くの作品に出演しています。

・永野芽郁は、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』でヒロインを演じており、今後の活躍に期待できます。なお、好きなお笑い芸人は「なかやまきんに君」だそうです。

・本作は、累計発行部数85万部の知念実希人原作のミステリー小説です。

・主題歌は、UVERworld「AS ONE」となっています。

・物語は、病院を舞台にしたミステリーものですが、謎解き感覚があり、展開が二転三転しながら進むストーリーです。

・序盤から、ちょっと怪しい雰囲気の病院への当直として、急遽一晩限りで呼ばれますが、ちょっと古めかしい病院でもあり、この辺りは妙にリアリティを感じてしまいます。

・腹部に傷を負った女子大生がロビーで倒れているのを発見してから物語が進んでいきます。

・ピエロのマスクをした凶悪犯も登場し、急遽手術となりますが、この手術室は本来使われていないというところで、この病院のちょっと異質さが漂います。

・入院患者も、認知症の人などが多く、外科と言うよりも精神科というところがあり、ここも病院の異質さを象徴しているところにもなります。

・いろいろモヤモヤする点はありますが、ミステリーとしてしっかりと謎が出てきて、ダレ場が少なく、一難去ってまた一難的な展開で進んでいきます。

・右腹部を何針か縫合する瞳ですが、麻酔もなく縫い合わせ、その後、そこそこに歩き回る点は謎です。

・マスクの男の行動も怪しい要素が多々あり、単独犯としてはかなり周りがビビりすぎているところもあります。

・中盤でいろいろと謎は解かれて行きますが、それでも物語は進み、更なる疑惑も出てくるので、テンポ良くみていけます。

・途中で、女子大生の瞳を先に逃がしますが、よくよく考えると2人とも先に逃げてから、ことを進めたほうが良かったのに、とは思います。

・物語の構成が意外と不思議で、病院内だけの展開ともならず、謎の作られ方が複数あるようで、展開が二転三転するところは面白いです。

・何重にも仕組まれた謎が、ストーリーを引っ張って行きますので、先が読みにくいところは、予想の斜め上をいく展開で終盤までダレずに観られます。

・永野芽郁ば可愛いところはありますが、今回はちょっと個人的好みとは離れるところがありますが、ミステリーとしては、サクッと楽しめる内容です。

仮面病棟

仮面病棟 (実業之日本社文庫)

仮面病棟 [DVD]

仮面病棟(2) (リュエルコミックス)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です