【洋画】「スーサイド・スクワッド 〔2016〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/ジェイ・ヘルナンデス/アドウェール・アキノエ=アグバエ/アイク・バリンホルツ/スコット・イーストウッド/
【個人的評価】

【あらすじ】DCコミックに登場するバットマンやスーパーマンに捕らえられた悪役が、減刑と引き換えに政府の要請を受け「スーサイドスクワッド」というチームで戦う。

スーサイド・スクワッド (字幕/吹替)

意外と魅力あるキャラクターも多く、サクッと楽しめる作品

・デヴィッド・エアー監督は、17歳でアメリカ海軍に入隊し、潜水艦の乗員として勤務し、この経験をもとに「U-571」での脚本に参加、2005年『バッドタイム』で映画監督デビューしています。その後、様々な話題作を手掛けています。

・ウィル・スミスは、1987年に『Rock The House』でミュージシャンとしてデビューし、グラミー賞最優秀パフォーマンス賞を受賞しています。その後、1997年『メン・イン・ブラック』で主演と楽曲提供を行い、俳優業にも進出しています。2001年「ALI アリ」2006年「幸せのちから」でアカデミー主演男優賞にノミネートもされ、名実ともに評価のある俳優です。

・マーゴット・ロビーは、米国のTVドラマ『PAN AM/パンナム』で話題となり、その後、2013年の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でブレイクをして以降、更に本作では、ハマり役とも言えるところがあります。

・物語は、ハーレイクインやジョーカーなどのDCコミックに登場した悪役が多数登場し、その悪役たちがチー味となり、戦いを始める物語です。

・序盤は登場キャラクターのそれそれの状況が描かれて、バットマンやスーパーマンに捕らえられた者たちが描かれます。

・全員悪役ということではありますが、DCコミックスのヒーローは、思ったほど多くなく、そこで悪役にフィーチャーしたDCコミックス版のアベンジャーズとも言えます。

・ちなみにDCコミックスの由来は「Detective Comics」からの由来とも言われています。

・アメリカのコミック誌としてはマーベルよりも歴史の長いコミック誌でもあります。

・全員悪役ということもあり、各々は凶悪な能力を持ったキャラクターが多いところが特長です。

・特にカリスマ的でもある悪役、ジョーカーも登場しますが、過去バットマンに登場したジョーカーで考えると、多少線の細いジョーカーとも言えます。

・それぞれが欲望で行動するところもあり、まとまりという点ではイマイチではありますが、何度か戦いを繰り返していくことで、意識が生まれてきます。

・特にひょうひょうとしたキャラクターのハーレイクインは、紅一点ということもあり、魅力あるキャラクターでもあります。

・アベンジャーズと比べ、愚連隊的なところがあるのでテクノロジーで圧倒するというよりも、力で押し切るタイプの戦い方が目立ちます。

・そのため、戦い方もメリハリがちょっと弱いところはあります。

・終盤はさすがにチーム感が出てきて敵と闘いますが、やはりモヤモヤするところが出てきます。

・「なかまをいじめるな」

・このハーレイクインのセリフが最たるところで、アクの強かった悪役集団にまとまりが出てきて、仲間思いとなってしまうのが、前半との違いでモヤモヤするところです。

・全体的には、DCコミックスの世界観を保ちつつ更なる展開を見せていますが、DCエクステンデッド・ユニバースの世界観としては多少力不足感があります。

・その後、2017年「ワンダーウーマン」の高評価により、DCコミックス流の新たな路線を見出すこととなります。

・本作も、続く2020年「ハーレイクインの華麗なる覚醒」で、ハーレイクインをメインとした作品が作られています。

・悪役ばかりを集めた作品ということですが、意外と魅力あるキャラクターも多く、サクッと楽しめる作品とも言えます。

スーサイド・スクワッド(吹替版)

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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(吹替版)

ビデオクリップ: スケッチ マーゴット・ロビー として ハーレイ・クイン

ビデオクリップ: スケッチ Harley Quinn

アニー・イン・ザ・ターミナル(吹替版)

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