【洋画】「MARA/マーラ〔2018〕」を観ての感想・レビュー

【監督】

【出演】/ハビエル・ボテット

【個人的評価】

【あらすじ】主人公は、犯罪心理学者のケイト。とある夫婦の夫が睡眠中に変死を遂げる。容疑者として、その妻を調査するが、妻は「悪霊マーラ」の仕業と訴える。死んだ夫は、睡眠障害に苦しむグループに参加しており、そこでもマーラの話が出る。睡眠と悪霊との関係性は?と調べるうちにケイトも悪霊に狙われる様になる。

MARA/マーラ(字幕版)

ホラー映画のいろいろまとめ映画と考えればそれほど観られない作品ではないと思います

・オルガ・キュリレンコ主演映画。彼女は「007 慰めの報酬」のボンドガールや「ロープ 戦場の生命線」に出演しています。

・クライブ・トンジ監督は、本作品が初監督作品です。

・まず、オープニングシークエンスの変死を見るシーンにこの事件の興味が奪われます。

・超常現象のような、かと言って妙にホラー映画のような、不思議な現象に興味が湧きます。

・その後のオープニングですが、完全に映画「セブン」です。まあ、カイル・クーパーがスタッフに参加はしていないので、模倣になります。

・本編は事件の真相を追うストーリーですが、やはりホラー仕立てです。

・深い睡眠に落ちると悪霊が襲ってくるので、寝ることはできません。序盤は、その悪霊の見え隠れ感と心霊写真的な「おわかりいただけただろうか?」展開で心理的な怖さがあります。

・中盤には、様々な被害が出てきて、現象の真相が明らかになります。

・オルガ・キュリレンコが美人ではあるので、画面が常に映えることもあり、見続けることができます。

・結果的には「リング」の模倣にも思える点がありますが、それはそれ。

・悪霊をマーラと呼びますが、「釈迦が悟りを開く際に瞑想を妨げる魔神」として語られることが多く、釈迦はその煩悩に屈せず、悟りを開いたといわれています。その後の修行僧も煩悩の象徴として男根を「魔羅」と呼ぶようになり、隠語ともなっています。

・そんな悪霊ですが、意外にも手足の長い老婆だったりとかして、やはりどこか「リング」のような印象があります。

・日本劇場未公開作で、DVDで見る手段しかありませんが、ホラー映画のいろいろまとめ映画と考えればそれほど観られない作品ではないと思います。


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