【洋画】「運び屋〔2018〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】クリント・イーストウッド/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公は、かつて園芸家だった アール・ストーン。かつては、名前の知られていた園芸家だったが、孤独な老後を過ごしていた。とある紹介で、麻薬の運び屋となり、麻薬捜査官に狙われながらも、家族の関係を修復しようとする。

運び屋 (字幕/吹替)

複雑な設定や構成はなく、ただ素直に観ているだけで良い映画

・クリント・イーストウッド監督主演作品

・「グラン・トリノ」以来の10年ぶりの監督主演作。

・クリント・イーストウッド映画は、独特な要素は少なく、どちらかといえば、お手本のようなわかりやすさと展開で作られているので、見やすさがあります。

・もともと実話だった事件から、本作を制作しています。

・園芸家でありながら、家族を顧みず、孤独な老後生活となったために、ひょんなことで、ドライバーを始める。

・運ぶものは、「麻薬」ということで、裏社会の人間が多数出てくる。

・そんなさなか、軽快にもユーモアとも取れる軽妙さで主人公は立ち回り、そつなく仕事をこなして行く。

・なんか、もうこの老後生活に嫌気がさして、「なるようになれ」というような側面も感じ取れます。

・88歳にもなるイーストウッドですが、ここまでしっかりとしていて、仕事にも遊びにも力の入っているところには、まだまだ若いなぁとも思わせられます。

・女性2人を相手にするところも、イーストウッドの演出とはいえ、さすがに無理もあるような気がしますが、クリント・イーストウッドが演じることで「まあ、アリか。」と思わせてしまうところには、力技以上のなにかがあります。

・シンプルな生き様を描いた映画なので、複雑な設定や構成はなく、ただ素直に観ているだけで良い映画です。

・一人の男の人生として、やり残したことと、やってきたことの振り返りを、シンプルに描いた内容で、結果的には救われた感のある描かれかたではあります。

・名作との呼び声もありますが、そこもイーストウッドの主演監督があってこそ。

・駄作とは言いませんが、敢闘賞という部分を差し引いたとして評価したい映画です。


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