【日本映画】「響 HIBIKI〔2018〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【原作】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公は、高校生の鮎喰響。彼女は文芸部に所属しながらも、文芸雑誌「木蓮」に新人賞応募作品を送る。「お伽の庭」という題名の小説は、募集要項にそぐわないために、選考されることにはならないところを、編集者の花井ふみが目をつけたところで、事態が変わっていく。

響 -HIBIKI-

平手友梨奈を知らない人でもすんなりと観られる作品

・「欅坂46」の平手友梨奈主演作品。

・原作は、「ビッグコミックスペリオール」で2019年現在も続刊中の漫画。

・劇場公開時は、295館の上映数であったが、興行収入は6億円にも届かない程度ととどまり、大コケという結果となっていました。

・ただし、「欅坂46」の平手友梨奈主演と、脇を固める役者陣を考えての興行収入であり、実際には期待値が高すぎたと考えたほうが良いかもしれません。

・物語は、内向的な主人公の特異な作家の才能が開花する展開で、原作漫画の10巻くらいまでの内容がまとめられています。

・実際の「欅坂46」のパフォーマンスと同様に、平手友梨奈のキャラクターをそのままの印象なので、特に違和感を感じずに観られます。

・初主演作品ということもあり、演技力にはちょっと難ありな点も否定できないです。

・ただし、ちょっとサイコパスなイメージを持つ主人公像なので、そういう点ではハマリ役だったのかもしれません。

・漫画原作は未見ですが、テーマは文壇の世界を描いた漫画で、才能あふれる主人公とその周囲で、夢破れた作家や作家を追い回す記者、そして作家を扱う編集者という構成となっています。

・あくまで主人公は響ですが、周囲の脇役の人生も興味深く観られます。

・特に、長年小説を書いていても芽が出ない人や、上層部の意見で態度を変える編集長など、このあたりは観ていて興味深いところはあります。

・響を中心に物語は動くので、難解な映画ではないので、超絶気楽に観られます。

・平手友梨奈を知らない人でもすんなりと観られる作品で、脇役がしっかり抑えられているので、安心して観られるとは思います。

・なお、主人公の名前を何度見ても、ウィスキーしかイメージできない点はどうしようもないですが、SEO的にはこちらよりも勝っているので、しっかりとweb対策もなされています。


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