【日本映画】「青の帰り道〔2018〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【原案】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】2008年の東京近郊の高校生7人が主人公。高校を卒業してそれぞれの道に進む。ある人は歌手、ある人は受験に失敗して浪人生活、突然の妊娠で結婚する者。3年後、それぞれの人生は大きく変わっていった。

青の帰り道

当人にも問題はあるのかと思いますが、その周辺の大人たちにもなにか問題があるようにも思います

・藤井道人監督は、2011年の「SLOW LAND」より長編映画監督として作品を作り続けています。

・それ以前では、短編映画等、大学在学中から脚本や監督をはじめ、様々な映像作品を演出してきています。

・原案のおかもとまりは、もともとは、ものまね芸人で、のモノマネに定評があります。

・結婚後に芸人から引退をし、マルチな活躍にシフトしています。

・本映画は、出演者の「高畑裕太」が事件を起こしたため、しばらくお蔵入りとなっていましたが、2年の歳月を経て、公開できた作品であります。

・物語は、地方の高校生の学生時代から、卒業後の進路を描いた作品で、相互に干渉はしながらも、独立した物語が描かれています。

・歌手活動を目指す人や、結婚をする人、浪人生活をする人や、自分自身に閉じこもってしまう人。様々な進路が描かれていきます。

・演出的には「あるある」要素の映画ではありますが、このあたりに関しては、「反面教師」としての見方が良いのかもしれません。

・また、高校卒業後の全員が、現実社会であまり良い進路に進めていないところについては、どうも「夢をめざしていく」ということの歯止めに見えるようで、あまり良い印象はありません。

・不幸や苦悩を描く手法で、物語性を作るのはわからなくはないですが、やはり凡庸な感じも否めないです。どうして順風満帆な成功者が出てこないのか、という点がちょっと残念です。

・当人にも問題はあるのかと思いますが、その周辺の大人たちにもなにか問題があるようにも思います。


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