【洋画】「ドラゴン・タトゥーの女〔2011〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公は記者のミカエル。大物実業家の武器密売をスクープしたが、名誉毀損で全財産を失う。そんな中別の大物実業家から連絡が入り、一族の謎を解明してほしいと依頼を受ける。謎は40年前に行方不明となった16歳の少女のことであり、何者かに殺された疑いがあった。依頼を引き受けたミカエルは天才女ハッカーのリスペットとともに捜査を進める。

ドラゴン・タトゥーの女 (字幕/吹替)

長時間ながらも綺麗にまとめあげているストーリーで、あっという間に観られる映画

・原作は、「ミレニアム」というスウェーデンの小説。

・作者は、スティーグ・ラーソンで2004年に死去されています。

・残された3作の小説は、スウェーデンでヒットとなり、2015年までに世界で8000万部の売り上げになっています。

・監督のデビッドフィンチャーは、ファイトクラブやセブンなど意欲的でスタイリッシュな映像美学のある監督です。

・物語は、ジャーナリストと天才ハッカーの物語で、特にハッカーのリスペットのパンクな風貌と天才的な才能が魅力的です。

・3時間ほどの内容となり非常に長い映画ですが、だれ場も少なく、事件の究明と解明していく経緯が面白い。

・リスペットの風貌には、ちょっと受け入れがたいところもありますが、この映画には女性の強さを意識させるところがあります。

・原作者は過去に女性を暴力から助けられなかったことがあり、それを機に助けられなかったことを悔いてこの小説を書いたと言われています。

・続編も期待されていたところもありますが、心臓発作により他界したことで、続きは彼の持つパソコンの中にしか無くなってしまいました。

・その所有権についても、継承者に難航したこともあり、続きが読まれるのは時間を要することになります。

・強い女性像から来るリスペットの行動は、興味深く、もう1人の主人公 ミカエルとともに、複雑ながらも核心に迫っていくところが素晴らしいです。

・オープニングは、さすがデビッドフィンチャー作品でもあり、非常にスタイリッシュな映像美で、本編も独特の色調でカッコよさが抜群です。

・多少グロテスクなシーンもありますが、そこも含めての作品でもあり、「ミレニアム」の世界観を見事に作り上げています。

・長時間ながらも綺麗にまとめあげているストーリーで、あっという間に観られる映画ですが、グロテスク耐性はある程度あるほうが良いと思います。

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