「子役が」と書いてしまいましたが、よくよく見ると、子役の定義がかなり広くてすみません。実際、子役の定義とは色々ありますが、ここでは学生くらいの年齢で選んでみました。子役の魅力は、大人ほど企んだ演技が少ないというところで、リアリティのある演出が観られるところです。
【洋画】「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法〔2018〕」
【監督】ショーン・ベイカー
【出演】ウィレム・デフォー/ブルックリン・キンバリー・プリンス
【個人的評価】★★★☆☆
【ポイント】モーテルに住まわる家族とその周辺の物語ですが、子供視点のアングルが特長的でもあり、貧困生活ながらも見える風景の色彩がカラフルだったりと演出に注目して欲しい作品。
サブスクで観る
【日本映画】「十二人の死にたい子どもたち〔2019〕」
【監督】堤幸彦
【原作】冲方丁
【出演】杉咲花/新田真剣佑/北村匠海/高杉真宙/黒島結菜/橋本環奈/
【個人的評価】★★★★☆
【ポイント】話題の若手役者を揃えて、自殺志願者の集まりの中で起こった出来事を検証し、思いもよらない展開となっていく物語。杉咲花の安定感が光ります。
【日本映画】「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?〔1993〕」
【監督】岩井俊二
【出演】山崎裕太/奥菜恵
【個人的評価】★★★★★
【ポイント】まさしく子供と大人の中間点ギリギリをきれいに切り取った名作。大人に憧れるも、どこまで行っても帰る場所があるところを絶妙なバランスで作られています。
【洋画】「バッド・ジーニアス 危険な天才たち〔2018〕」
【監督】ナタウット・プーンピリヤ
【出演】チュティモン・ジョンジャルーンスックジン/チャーノン・サンティナトーンクン
【個人的評価】★★★★☆
【ポイント】子役というか、物語の中心が学生というところではあります。しかしながら、緊張感と発想はまさしく大人になってからでは体験できそうにない内容で、懐かしくも興味深いです。
【洋画】「エレファント〔2004〕」
【監督】ガス・ヴァン・サント
【出演】 ジョン・ロビンソン/アレックス・フロスト
【個人的評価】★★★★★
【ポイント】3人の大人のみがプロの役者で、それ以外はまさしく素人。素人なだけに演技には苦いところはありますが、それを補う独特の映画の構成に驚かされます。