【ドラマ】「時効警察〔2006〕」★★★★★【感想・レビュー】

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【あらすじ】時効が成立した事件を“趣味で”捜査する総武署時効管理課の警察官・霧山修一朗の話。

第一話

第一話

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なにげにエンディングの「雨」に妙に感動

決してリアルを求める人には見てほしくないドラマ。脱力系にあたるので、それを念頭にみてほしい。

「時効の事件を”趣味”で捜査」の時点で異質だ。

脚本家には一癖ある人たちが多い。

特に8話の「」には脱帽だ。

「ケラリーノ・サンドロヴィッチ」の映画「1980」は個人的にパコッとしなかったのに・・・。

とりあえず「多め亭」のは最高だ。

霧山修一朗(オダギリジョー)の天然さは魅力的であり、まねしたい。というか、あんな感じの人に生まれたかった。

時効管理課の勤務も楽しそうだが、1週間もすれば飽きそうだ。あの、だらだら感は好きなんだが。

なにげにエンディングの「雨」に妙に感動する。

演出の三木聡もノリに乗ってる状況のここ近年だなぁと思う。続きがみたい気もするが、正直いろんな前例があった訳で、続編とか映画化とかは断固として反対したい。スペシャルとかも制作してほしくない。

この全9話が時効警察のすべてであり、この中において面白い旨味が限られた時間と時期に作られた事実として受け止めたい。

なもんで、時効警察続編反対派で通したい。

過去の「踊る大捜査線」ですらスペシャルとかは蛇足に過ぎなかったと思う人も多いはずだ。「時間とともに制作意欲は変化する」それはクリエイターの宿命でもあり、長所でもある。

三木聡には「仕事の前にシンナーを吸うな」(仮題)を制作してまた私たちを楽しませてほしい。そう願う。


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