【監督】
【出演】

【あらすじ】主人公 金子勇は、ファイル共有ソフト「Winny」を開発し、インターネットで公開をする。多くの人に利用されるが、その裏で違法に映画や音楽、ゲームなどがアップロードされ、社会問題となっていく。

当時のWinnyを知っている人には興味深く観られるのかと

・松本優作監督は、2019年「Noise ノイズ」で自主映画として長編映画監督デビューをし、高い評価を得ています。その後、短編映画「日本製造/メイド・イン・ジャパン」でも多くの賞を受賞し、2022年「ぜんぶ、ボクのせい」で商業映画監督デビューをしています。

は、高校時代に第19回メンズノンノ専属モデルオーディションでグランプリで受賞し、芸能界に入ります。モデルとして活躍後、2012年『桐島、部活やめるってよ』で映画デビューをし、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。2013年NHKの連続テレビ小説『あまちゃん』『ごちそうさん』に出演し、『ごちそうさん』で共演した女優の杏と結婚していますが、後に離婚をしています。2014年『クローズEXPLODE』で映画初主演をし、以降、『菊とギロチン』『寝ても覚めても』等で評価されています。不倫報道により一時期低迷していましたが、現在はフリーの俳優として再起しています。

・三浦貴大は、父 母 山口百恵の俳優。もともとは、大学時代に精神保健福祉士を目指していたが、迷った末に俳優となっています。

・物語は、主人公がファイル共有ソフトを開発して、インターネットで公開をするが、そのことで違法アップロードに利用されてしまう。そのことで著作権法違反ほう助の容疑で2004年に逮捕されてしまい、裁判で有罪判決をくだされてしまいながらも、無罪を勝ち取っていくストーリーです。

・本作は、2002年に開発されたソフトウェアのために逮捕されてしまった主人公が、無罪となった実際に起こったことを映画化しています。

・法廷での裁判を中心に描かれている作品とも思え、当時のWinnyを知っている人には興味深く観られるのかと思います。

・「殺人に使われた包丁をつくった職人は逮捕されるのか?」

・現在でも、多くのアプリが作られ、プログラマーは非常に多くの人がいますが、開発者の違法性については異例ともなった事件でもあります。

・著作権侵害のインターネット上でのファイル共有は当時から問題でもあり、「WinMX」を代表としたソフトウェアが利用されていました。「Winny」は「WinMX」よりも匿名性が高く、後継のソフトウェアになるという目標もあり、「MX」の一文字先の「ny」をとって名付けられています。

・匿名性があったこともあり、事件が起こってから、インターネット掲示板「2ちゃんねる」では、2003年1月よりIPアドレスの保存が行われるようにもなっています。

・なお、開発者の金子勇氏は、2013年に急性心筋梗塞で42歳で死去しています。

・当時の事件やソフトウェアを知っている人には興味深く観られ、また、インターネット上の著作権等についての知ることができる内容なのかと思います。

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