【洋画】「クーリエ:最高機密の運び屋〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
/ジェシー・バックリー/アンガス・ライト/
【個人的評価】

【あらすじ】舞台は、1962年。アメリカとソ連の間の冷戦時代に、キュウバ危機が起こる。イギリスのごく普通のセールスマン グレヴィル・ウィンは、CIAとMI6の依頼を受けモスクワに行き、機密情報を入手しに行く。

クーリエ:最高機密の運び屋 (字幕版)

実際に起った史実に近いことだと考えると、スパイ映画としてきっちりと見ごたえのあるような作品

・ドミニク・クック監督は、テレビ番組等の演出を手掛け、2017年「On Chesil Beach」で映画かんとくデビューをしてます。2020年「クーリエ:最高機密の運び屋」を制作しており、以降活躍している監督です。

・ベネディクト・カンバーバッチは、舞台俳優として活躍し、2002年「Hills Like White Elephants」で映画デビューをしています。2010年『SHERLOCK(シャーロック)』でTVシリーズの主演となり、英国アカデミーテレビ賞主演男優賞にノミネートされています。マーベル映画としては、ドクター・ストレンジ役を演じており、多数のMCU作品に出演しています。

・物語は、冷戦時代にキューバ危機を介した実話に基づいたストーリーです。

・序盤から、主人公 グレヴィルの周囲が描かれ、そこからスパイへの道と変わってきます。

・もともと生粋のスパイではなく、普通の人というところでもあり、いわゆる「007」や「ミッション・インポッシブル」のような派手な活動ではなく、地味です。

・が、本来スパイとは目立たないほうが良いわけで、本作には派手なアクションはありません。

・その代わりに、スリリングな入国や、家庭内で問題など、ちょっと地味ながらも、ついつい気になってしまいます。

・現実社会の2022年2月にロシアがウクライナに侵攻したこともあり、その点も含めて、ちょっと身の回りでは感じにくい事件とも言い難いところはあります。

・ウクライナ問題に関しては、いち早い平穏を願っています。

・中盤以降で、若干物語の雰囲気が変わってきますが、それよりも、ベネディクト・カンバーバッチ自体の風貌の変化に見応えがあります。

・実際に9.5kg減量したということもあり、凄みを感じます。

・実話を元にした話なので、地味なところが多いですが、その分、実際に起った史実に近いことだと考えると、スパイ映画としてきっちりと見ごたえのあるような作品になっていると思います。

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