【日本映画】「藍に響け〔2021〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【原作】
【出演】/永瀬/山之内すず//吉田凜音/川津明日香/山本亜依/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 松沢環は、裕福な家庭に育った女子高生。しかし父の会社が倒産となり、学校でも行き場を失っていた。ある日、同級生の新島マリアが和太鼓を叩いているところを見かけ、和太鼓部に入部をする。

藍に響け

部活動を通じた青春ものとして、多くの人に共感を得やすい作品

・奥秋泰男監督は、ミュージックビデオやCMを制作し、2015年「かぐらめ」で長編映画監督デビューをしています。Canada Film Festival 2016 ではRoyal Reel Winners を受賞しています。

・紺野彩夏は、0歳から事務所に所属し、2016年より「Seventeen」の専属モデルとなります。2021年には「non-no」の専属モデルとなり、2018年「仮面ライダージオウ」に出演しています。2017年「恋妻家宮本」で映画初出演をし、2021年「藍に響け」では、映画初主演を努めています。

・久保田紗友は、小学4年生から事務所に所属し、2013年『神様のイタズラ』で主演に抜擢されています。2011年「Merry Bell♪」で映画初出演をしています。2017年「ハローグッバイ」で映画初主演をし、テレビやドラマで幅広く活躍をしています。

・原作は、すたひろの漫画で、2006年「おたくの娘さん」にてデビューしており、本作は「和太鼓†ガールズ」が原作となっています。

・物語は、和太鼓を通じて描かれる女学生同士の友情や物事に打ち込むことを描いた青春映画です。

・序盤は、主人公の家庭環境がかわってしまい、途方に暮れつつ、行き場を失ってしまった状況が描かれていきます。

・先生役としてが出演しています。

・コメディ感で作られていないという点で、シリアスとまではいかないものの、なんとなく閉塞感を感じるところがあります。

・和太鼓を始めるところあたりから、打ち込むことの大切さが描かれていき、和太鼓のかっこよさがわかる感じがします。

・気になるのは、なんとなくリアリティでもあるような起伏がさほどないなかでの、各登場人物のちょっとした悩みや前に踏み出していこうとする感情の表現。

・淡白な印象もあるのですが、この淡白に感じてしまうような要素は、各登場人物のキャラクター性が薄いような気がするところです。

・また、セリフで説明せず、状況や仕草でなんとなくわからせようとするところもあり、この点がよくできているような反面、淡白さを感じてしまう要因かもしれません。

・とはいえ、部活動でしっかりと打ち込んでいくところと、筒井真理子の存在がちょっとしたエッセンスになっているのかと思います。

・なんとなく、「がんばっていきまっしょい」を思い返してしまうようなところがありますが、部活動を通じた青春ものとして、多くの人に共感を得やすい作品なのかと思います。

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