【日本映画】「FUNNY BUNNY〔2021〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/レイニ//佐野弘樹/山中聡//菅原大吉/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 剣持聡は自称小説家。友人の漆原聡とうさぎのキグルミを着て図書館を襲撃しに行く。数年後、今度はラジオ局がジャックされるが、この2つの事件にはとある理由があった。

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いつになったらエンジンがかかるのかと思っていると、実はエンジン駆動じゃなくて、風力で動くマシンだった思ってしまう作品

・飯塚健監督は、2003年『Summer Nude』で商業映画監督デビューをしています。舞台や映画、テレビなど幅広い範囲で活躍する監督です。なお、2012年女優の井上和香と結婚しています。

・中川大志は、小学校4年のときにスカウトされるも、断り、再度同じ人にスカウトされ、芸能界に入る。2009年『わたしが子どもだったころ』で子役デビューをし、2010年『半次郎』で映画デビューをしています。2020年「2020年テレビCM急上昇ランキング」で1位を獲得し、幅広い活躍をしています。

・岡山天音は、2009年に芸能界入りをし、テレビや映画に出演するようになります。2017年『ポエトリーエンジェル』で主演をし、第32回高崎映画祭 最優秀新人男優賞を受賞しています。

・物語は、主人公とその友人の2人は、図書館をジャックする。数年後、ラジオ局がジャックされ、その事件にはとある事実があることがわかるストーリーです。

・原作は、飯塚健監督の舞台と小説となっており、今回はその映画化です。

・序盤からタクシーに乗っている2人がタクシーの運転手に問いかけをし、目的地から降りるときにうさぎのキグルミの頭をかぶって出てきます。

・この2人がこれから起こすことが本作のキーとなり、彼らの行動に見当がつかないながら、その先の展開の予想がつかないところで、物語の興味に惹かれます。

・とはいえ、広い図書館に人数の少ない司書がおり、そこで「『絶対に借りられない本』を探す」ということを短時間で行います。

・と、物語性があるように見えますが、徐々に時間軸も変わり、舞台も変わっていきます。

・この図書館は、宮城県大崎市にある図書館です。

・2人のキャラクター自体は魅力があるのですが、どうも、この行動の信念に説得力があるようなないような、そんなふわふわした感覚があります。

・中盤以降は、今度はFMラジオ局をジャックするのですが、序盤の意味不明な展開から、その説明がされる要素もありますが、やはり、舞台作品の映画化でもあり、多少消化不良なところがあります。

・それを力技で持っていく終盤の歌に集約されていくところがありますが、気がつけば、「結局この話ってなんだっけ?」と思ってしまっても仕方ないのかもしれません。

・導入の意味不明さながら、その視点の掴みが良いだけに、いつになったらエンジンがかかるのかと思っていると、実はエンジン駆動じゃなくて、風力で動くマシンだった思ってしまう作品ではあります。

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