【監督】
【出演】/鈴木砂羽/舞羽美海/左時枝//冨樫真//内浦純一//室井滋/
【個人的評価】

【あらすじ】時代は、1918年(大正7年)8月。主人公 松浦いとは、3人の子供がおり、17歳で漁師のもとに嫁いでくる。日々の生活を送る中、米の価格の悩まされ一揆を起こそうとする。

大コメ騒動

ちょっと古めかしい演出と展開ではあり、2021年の作品と聞くと驚きを隠せない印象

監督は、1998年「てなもんや商社」で映画監督デビューをし、その後、松竹系の作品の監督をしています。「釣りバカ日誌シリーズ」「ドラッグストア・ガール」「鴨川ホルモー」などの作品を手掛けており、2017年以降は、松竹を退社してフリーランスとして「空飛ぶタイヤ」など映画を制作しています。

は、5歳から子役として活躍しており、1992年『真夏の刑事』でテレビドラマデビューをしています。2002年『樋口一葉』で舞台初出演をしています。一時期、学業のために芸能活動を休止しますが、2005年『花より男子』でドラマ初主演をしています。2006年『チェケラッチョ!!』で映画初主演をし、以降、『八日目の蝉』などで、演技が評価されています。

・三浦貴大は、父 母 山口百恵の俳優。もともとは、大学時代に精神保健福祉士を目指していたが、迷った末に俳優となっています。

・主題歌は、米米CLUB『愛を米て』ですが、米騒動に関しての作品なので、米米クラブの起用なのかと思います。

・物語は、1918年に起きた米騒動の発端となった越中女房一揆を描いた作品です。

・富山の海岸沿いの村の物語ですが、米を1升食べるという弁当は、正直炭水化物摂りすぎでもあります。

・とはいえ、時代的に、きちんとした米ということで、貧しさを感じるかといえば、さほどでもなく、それほど暗い話ではなく、どこか地域社会のコメディ的な内容でもあります。

・もうちょっと噛み砕くと、HNK朝の連続ドラマ風なところがあり、それはそれで、どこか優等生的な演出を感じます。

・いわゆる農村での女たちが家族や家を守るために、奮闘する展開ですが、多くのエピソードは、その地域で起こる些細な出来事でもあり、その積み重ねから、終盤の一揆まで運ぶ展開です。

・ただ、単調な感じもするのと、各キャラクタの顔は黒く日焼けしてリアリティを感じるところもありますが、民家や村のセットをみてしまうとどうしてもそのチグハグ感にのめり込みにくい点があります。

・全体的には、社会問題となったことをコミカルに描いた作品でもありますが、演出の古さを感じてしまうじてで、そっちが気になってしまい、本筋が追いにくくなる感じがあります。

・決して楽しめない作品ではないのですが、ちょっと古めかしい演出と展開ではあり、2021年の作品と聞くと驚きを隠せない印象があります。

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