【洋画】「水を抱く女〔2021〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 ウンディーネは、博物館のガイドの仕事をしている女性。恋人ヨハネスが他の助成に心奪われ、失意になっている中、潜水作業員のクリストフと出会う。2人は惹かれ合って行くが、クリストフはウンディーネの運命に何かを感じ、ウンディーネ自身はその運命と対峙していく。

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ウンディーネの伝説が物語のキーとなっていますので、そこを踏まえてみれば、きっちり理解ができます

・クリスティアン・ペッツォルト監督は、2000年「Die innere Sicherheit」で映画監督デビューをしています。その後、2007年『Yella』で評価され、2008年『Jerichow』はヴェネツィア国際映画祭出品されています。2012年『東ベルリンから来た女』でベルリン国際映画祭銀熊賞 (監督賞) を受賞しています。

・パウラ・ベーアは、2010年「Poll」で映画デビューをし、第31回バイエルン映画賞新人女優賞を受賞しています。その後、2016年『婚約者の友人』で評価され、2020年『水を抱く女』で第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(女優賞)を受賞しています。

・物語は、とある女性が運命的な男性と出会うも、彼女にはとある宿命を抱えていたというストーリーです。

・序盤からウンディーネとヨハネスの関係に何らかの暗雲があるような描かれ方をします。

・ウンディーネ自体は、ベルリンの街の解説もしており、ベルリン市街の模型はちょっと興味がそそられます。

・ウンディーネという名前は、四大精霊のうち、水を司る精霊とも言われており、その言い伝え的な要素が作品には込められています。

・「水を抱く女」というのは邦題であり、原題は「Undine」(ウンディーネ)となります。どちらかといえば、ウンディーネが邦題だった方が理解しやすかったのかもしれません。

・主な登場人物は、ウンディーネ・ヨハネス・クリストフの3人でありこの三人の関係性で物語が進みますが、3人のそれぞれの視点で描かれていきます。

・ウンディーネという精霊の要素として、「愛する相手が裏切ったとき、その相手の命は奪われ、ウンディーネは水に還る」という言い伝えがあります。

・水の中で出会うオオナマズも意味がないように見えて、実は重要な意味合いがあることに終盤気付かされていきます。

・暗喩の多い内容と、時間軸が多少前後するところもありますが、しっかりと見ていれば、理解はできます。

・前提として、ウンディーネの伝説が物語のキーとなっていますので、そこを踏まえてみれば、きっちり理解ができます。

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