【洋画】「魔女がいっぱい〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】舞台は、1960年代。とある豪華ホテルに訪れた美女は、実は邪悪な大魔女であった。魔女たちは、多くの魔女を集めとある計画を企んでいた。

魔女がいっぱい (字幕/吹替)

アン・ハサウェイとロバート・ゼメキスという組み合わせではありますが、方向性として、もうちょっと正攻法で作品を用意してくれれば、さらに楽しめたのかと

・ロバート・ゼメキス監督は、高校時代から8mmビデオを撮り始め、1978年『抱きしめたい』で監督デビューをしています。その後、本作を監督し、一躍メジャー監督として評価を得ます。

・1994年「フォレスト・ガンプ 一期一会」でアカデミー作品賞と監督賞を受賞しています。

・アンハサウェイは、ニューヨーク ブルックリン生まれで、1999年にTVドラマでデビューしています。2001年「プリティプリンセス」で映画主演を務め、のちに多数の作品に出演し活躍している女優です。2012年のミュージカル映画「レ・ミゼラブル」で、大幅な減量に加えて髪を短く切り落とした渾身の役作りと見事な歌唱力でアカデミー助演女優賞を受賞しています。2012年に俳優のアダム・シュルマンと結婚しています。

・ロアルド・ダール作の同名児童文学作品

・物語は、魔女たちが集まる会に偶然紛れ込み、多くの魔女たちの計画を知ってしまった少年のストーリーです。

・序盤は、魔女が登場するというよりも、少年の話から始まり、ホテルに集まった魔女たちに出会うことで、物語が進み始めます。

・中心にはアン・ハサウェイ演じる大魔女の存在がありますが、新境地を目指そうとしてのコメディ悪役を演じているのか、しっくりしないような印象もあります。

・指が三本だったり、口が裂けているなど、人外なところがありますが、まあ、ロバート・ゼメキスの昔のコメディ映画「永遠に美しく」もそんな人外なところもあります。

・アン・ハサウェイ自体は、個人的に好きな女優ですが、作品の面白さには、かなり振れ幅が大きく、その決定的なところは、「正攻法で美貌が見られればそれで良い」的な感じはします。

・演技力がないわけではありませんが、結局顔芸になってしまうくらいであれば、主演よりも、「プラダを着た悪魔」のように、しっかりとその引き立て役が居ながらの脇役というポジションが良いのかもしれません。

・中盤からは、CGを使ったネズミアクションモノとなってしまうところもあり、主人公は結局の所、誰なんだろうという不思議な印象も持ちます。

・子供向けの児童文学作品の映画化ということでもあり、物語としては、理解しやすいのですが、多少グロテスクなところもあり、なんとなくちぐはぐな印象もあります。

・ロバート・ゼメキス監督自体も、良作も制作していますが、とはいえ、振れ幅の広い完成度の差があるので、好みが分かれるところです。

・終盤に至るまで、スキのない演出ではありますが、オチの付け方的にはちょっとモヤモヤするところはあります。

・子供目線で見れば楽しめるのかもしれませんが、アン・ハサウェイ目的だけで見ると、ちょっと肩透かしを食らうところはあります。

・アン・ハサウェイとロバート・ゼメキスという組み合わせではありますが、方向性として、もうちょっと正攻法で作品を用意してくれれば、さらに楽しめたのかと思います。

魔女がいっぱい(字幕版)

 

魔女がいっぱい(字幕版)

  • アン・ハサウェイ

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