【日本映画】「映像研には手を出すな！〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】英勉
【原作】大童澄瞳
【出演】齋藤飛鳥／梅澤美波／山下美月／小西桜子／グレイス・エマ／福本莉子／松崎亮／桜田ひより／板垣瑞生／赤楚衛二／鈴之助／出合正幸／松本若菜／山中聡／浜辺美波／?嶋政宏／
【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】湖に面した学校「芝浜高校」が舞台の物語。人見知りながら監督としての才能がある浅草みどり、カリスマモデルながらアニメーターの水崎ツバメ、プロデューサー気質の金森さやかの3人は、「映像研究同好会」を結成し、最強の世界を描くため、アニメーション制作をはじめる。

映像研には手を出すな!

実写版の3人を見ているとどうも、そのルックスも込みで3人を気に入ってしまうところがあり、そこに感情の落とし所が出てしまうのが、個人的にはちょっと違うかなぁと思った次第

・英勉監督は、「はなぶさつとむ」と読むそうで、CMやテレビドラマ制作を経て、「ハンサム★スーツ」で映画監督デビューをしています。

・齋藤飛鳥は、小学6年のときに不登校になるも、2011年乃木坂46の1期生オーディションに合格し、乃木坂46のメンバーとして活動しています。3rdシングル『走れ!Bicycle』で初のセンターを務め、2016年15thシングル『裸足でSummer』で初めてシングル表題曲でのセンターを務めています。日本人とミャンマー人のハーフでもあり、8頭身という小顔の持ち主でもあります。日本一ブログのタイトルが長いことでも有名で、ほぼ文章のようなタイトルになっています。2007年「さくらん」で映画に初出演をし、以降テレビドラマや映画での活動もしています。

・梅澤美波は、2016年乃木坂46の3期生オーディションに合格し、メンバーとして活動しています。2018年シングル「ジコチューで行こう!」での収録曲「空扉」でセンターを務めています。2020年「映像研には手を出すな！」で映画初出演をしており、テレビドラマに引き続いての配役です。

・山下美月は、2016年乃木坂46の3期生オーディションに合格し、2021年26thシングル「僕は僕を好きになる」で表題曲のセンターを務めています。2018年「日日是好日」で映画初出演をし、以降、テレビや映画舞台で活躍しています。

・物語は、高校の映像研究同好会でアニメーション制作をする3人の女子高生が主となり、その中で、それぞれが目指す理想の作品を実現していくストーリーです。

・序盤の演出は、黒澤明監督の「羅生門」のような印象のある流れです。

・金森氏の発想と方針をまとめる点はとても良いです。

・CGを自由に使えるようになったから、10年前と比べて、浅草氏の発送を現実化してく点はとてもわかりやすいところはあります。

・テレビドラマ版の内容を踏襲しながら、映画は描かれていますが、TV版の続きとして考えたほうがよいです。

・「刮目して観よ」は、言葉として発音すると、どうしても頭が悪いようにしか見えないです。文語と口語に使い方の良し悪しはあるのかと思いますが、ヲタクということになると、逆にこれで良いのかとも思えます。

・斎藤飛鳥の浅草氏の演技は、かなりデフォルメしているような演技でもありますが、意外と、こういう声や仕草をシレッとできてしまうのはなかなか良いです。

・実際の漫画の絵柄から考えると、小顔すぎますが、あまり原作に近づけてもしかたがないので、これくらいで十分7日と思います。

・ドラマ版と映画版の違いがよくわかりませんが、ドラマ版は30分の6話で終了しています。そこから先の話が映画版となるので、ドラマ版、もしくは、アニメ版、さらに言えば、漫画版を観ておかないとついていけないところはあります。

・言ってしまえば、乃木坂ファンのためのファン映画にも見えますが、実際には、漫画原作を知っていないとなかなか厳しいところがあり、そのまま物語を理解していくのはツライところがあります。