【日本映画】「犬鳴村〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/宮野陽名//須賀貴匡/田中健/寺田農/
【個人的評価】

【あらすじ】臨床心理士の森田奏が主人公。奏の身辺で奇妙な出来事が起こりそれに関する心霊現象に「犬鳴トンネル」の存在が明らかとなる。突然死した女性が、そのトンネル の先に見た犬鳴村に心霊現象の謎があると調査がはじまる。

犬鳴村

怖さを描いているというよりも、不思議現象を描いた作品ともいえ、実在する心霊スポットを舞台としていますが、創作という点で、観てもらえれば良いのかと思います

監督は、小栗康平監督「眠る男」やそのほかの映画スタッフとして活動後、2001年「富江 re-birth」で映画監督デビューをしています。ホラー映画を始め、様々なジャンルの作品を手掛けています。

は、 小学生のことから、モデルとして活躍。その後、さくら学院の初期メンバーとして活動をし、Seventeenの専属モデルとなっています。映画『グッモーエビアン!』の演技が評価され、第67回毎日映画コンクールおよび第35回ヨコハマ映画祭で新人賞を受賞しています。

・本作は、福岡県に実在する心霊スポットを舞台に描いているホラー作品です。

・物語は、主人公の臨床心理士が、犬鳴トンネルと言う心霊スポットの存在から、その先の犬鳴村のことを知り、そこから奇妙な出来事に遭遇していくストーリーです。

・序盤からそのトンネルの不思議な現象が描かれ、シリアスにホラー要素を描いていきます。

・ホラーとコメディは紙一重と言いますが、和製ホラーを描いている清水監督だけあり、しっかりとホラー要素を取り入れてまじめに描いています。

・実在する心霊スポットをテーマとしていますが、実在するような印象はあまり受けません。

・創作物だからこそとは思いますが、やはり超常現象すぎるからこそ現実感が薄くなってくるのかと思います。

・ただし、その現実感の薄い中でも、ジワッと恐怖感を描いてくるところにはホラーの流れをしっかり押さえているところがあります。

・直接見えるパターンではなく、鏡越しやチラっと見える現象が和製ホラーの魅力でもあります。

・この「あっ、いるな」的な要素があり、和製ホラー作品でいえば、「特定の誰か」ではなく、多数の何かがいるという点が恐怖感に通じる気がします。

・ちょっと気になる点は、カットバックが多いために、恐怖感の持続が都度都度切られているような気がする点があります。

・怖さを描いているというよりも、不思議現象を描いた作品ともいえ、実在する心霊スポットを舞台としていますが、創作という点で、観てもらえれば良いのかと思います。

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