【洋画】「デッド・ドント・ダイ〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】センタービルという町が舞台の物語で、動物たちが徐々に異常な行動を取り始め、墓地に埋葬されていた死体がゾンビとしてさまよいはじめ、町全体が混乱していく物語です。

デッド・ドント・ダイ (字幕版)

なかなか玄人向けなオマージュコメディ映画

監督は、大学でジャーナリズムを専攻していましたが、後に映画を学び、1980年『パーマネント・バケーション』で長編映画監督デビューをしています。監督・脚本・編集・制作と、多彩な要素を担当することが多く、その割には、デビューから40年で、約35本の作品を手掛けています。作風も様々なジャンルがあり、インディペンデント映画の巨匠と言われるほど、不思議と魅力ある作品を作る監督です。

は、兄に誘われて即興劇団セカンド・シティに出演をし、そこから『サタデー・ナイト・ライブ』に出演するようになり人気となります。1984年「ゴーストバスターズ」がヒットし、有名となりますが、エージェントを使わない俳優でもあり、コンタクトが難しく、オファーをしづらい俳優でもあります。コメディ作に多く出演していますが、シリアスな演技もできる俳優です。

・物語は、突如ゾンビに溢れかえっていく街で、警官の3人がゾンビと立ち向かっていく物語です。

・序盤から徐々に平穏な街がゾンビ化していくように進んでいきます。

・ゾンビ映画という点で、ホラー系の作品となりますが、ホラーとコメディは紙一重というところで、コメディ要素が織り交ぜられています。

・特に最初の被害者を3人の警官が次々を見て、その感想にはルーチンギャグの要素はあるのかと思われます。

・徐々にゾンビが現れ始めるシーンでのゾンビとの戦いは、まず、コメディを意識させるところがあります。

・警官の一人は、が演じており、彼は、スター・ウォーズのカイロ・レンを演じています。そのため、中盤で彼の乗る車のキーホルダーが出てきますが、キーホルダーには、スター・デストロイヤーがついており、小ネタとなっています。

・というか、その他にも、小ネタが多く使われており、よくよく見ると、本作は、ネタの宝庫となっているような作品でもあります。

・「実は台本を読んだので」

・そう。本作は小ネタを盛り込んだコメディ映画となります。

・ホラーとコメディは紙一重となりますが、その部分を楽しんでいけば良い作品です。

・加えて言えば、過去のジム・ジャームッシュ監督作品にも通じる要素があり、いくつかのジム・ジャームッシュ監督を行っている方が、本作を楽しめるところになります。

・なかなか玄人向けなオマージュコメディ映画となりますが、ジム・ジャームッシュファンであれば、さほど難解というわけではないので、ファンサービスのある作品として観てもらうと良いかもしれません。

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