【日本映画】「LOVE HOTELに於ける情事とPLANの涯て〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】場所は歌舞伎町のラブホテル。主人公 間宮は警察官でありながら、勤務中にデリヘル嬢 麗華との情事にふけっていた。そこに、間宮の妻である婦人警官の詩織が踏み込んでくることで修羅場と化していく。

伏線の回収とどんでん返しは見事なところもありますので、映画の内容をあまり知らずに観ることをおすすめする作品

・宅間孝行監督は、俳優を志し、1997年劇団『東京セレソン』を旗揚げし、座付作家、演出家、役者を兼ねています。その後、2003年『貫太ですッ!』で評価され、役者としてさらに活動範囲を広げます。2008年『同窓会』で長編映画監督デビューをし、俳優と演出家という才能を開花させています。

・三上博史は、寺山修司に見いだされ1979年『草迷宮』で映画に主演でデビュー、1984年『無邪気な関係』でテレビドラマにも初出演をし、トレンディドラマにも多く出演をしてきています。

・序盤から、とても長い長回しでもあり、ちょっとびっくりします。

・が、この作品の構造として、ワンシチュエーションで描くエロティック・サスペンス・コメディということから、この長回しの手法で、描かれていきます。

・かばんに隠しカメラを入れているという設定何でしょうけど、たまに誰も触っていないのにアングルが変わったりと、ちょっとモヤモヤするところがあります。

・登場人物は少なく理解しやすい物語ではありますが、舞台がラブホテルの一室というところでもあり、多少状況を理解しておく必要があります。

・説明セリフを自然に取り入れていますが、どちらかといえば、映画的手法というよりも、演劇的な描き方となります。

・また、人物の表情がよくわからないので、会話や身振りで状況を把握していくところになります。

・105分という時間でコンパクトにまとめられており、オチとしても、しっかりと伏線を回収しているので、物語としては、面白く観られます。

・R15指定の作品なのですが、舞台がラブホテルというところ程度で、お色気という意味でのR15指定というわけではないです。

・隠しカメラからの撮影がほぼ9割を占めるところもあり、この状況を覗き見しているという印象があります。

・そのため、各登場人物に感情移入するといういうよりも、シチュエーションを楽しむ作品となっています。

・ワンカットのように見えますが、実際にはしっかりとカット割りがされています。

・エンディング自体も、しっかりとエピローグがあり、最後の最後まで観たほうが良いのですが、多少蛇足感はあります。

・とはいえ、伏線の回収とどんでん返しは見事なところもありますので、映画の内容をあまり知らずに観ることをおすすめする作品です。

LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て

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