【日本映画】「四月の永い夢〔2018〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 滝本初海は、3年前に中学校の音楽教室を辞め近所の蕎麦屋でアルバイトをしている。ある日彼女のもとに一通の手紙が届き、3年前に亡くなった恋人が書いた手紙だった。

四月の永い夢

この些細な言動の積み重ねで、初海と同じように徐々に気持ちを取り戻していくことを感じて欲しい作品

監督は、高校在学中に詩集を出版、その後大学では映画製作を始め、2012年「Calling」でボストン国際映画祭の最優秀撮影賞受賞する。その後、『愛の小さな歴史』『走れ、絶望に追いつかれない速さで』など、世界的に評価される作品を送り出しています。

は、2006年第6回東宝シンデレラオーディションの最終選考まで残り受賞は逃すが、東宝芸能に所属する。2008年『歓喜の歌』で映画に初出演し、ドラマや声優と才能を発揮しますが、2014年に一旦芸能活動を休止し、2015年からラジオドラマで芸能活動を復帰しています。

・本作では、第39回モスクワ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評家連盟特別表彰を受賞しています。

は、父 母 山口百恵の俳優。もともとは、大学時代に精神保健福祉士を目指していたが、迷った末に俳優となっています。

・物語は、音楽教師を辞めた主人公が、3年前になくなった元恋人からの手紙から、彼女の日常に変化が起こり始めるすトーリーです。

・序盤は、初海の静かな生活が描かれ、独特な時間の流れがあります。

・この時間の流れが重要で、全編にわたるこの流れが本作のポイントになります。

・初海の生活の流れには彼女の心象を表しているようなところがあり、モヤモヤ感がありますが、それは失ってしまった恋人とのことであり、それをさらに思い出すような手紙が届いてしまうからでもあります。

・沈んでいる気持ちが徐々に回復していく展開ではありますが、その淡々とした展開は全編を支配しているので、様々なことが起こりますが、メリハリがあると言うよりも、観ている側に判断を委ねるような展開となっています。

・この深読みが必要な展開のため、表面的には淡々としていますが、よくよく注意して観ることで、しっかりとした初海の意思がきちんと用意されています。

・全体的なところを詳しく述べるよりも、この些細な言動の積み重ねで、初海と同じように徐々に気持ちを取り戻していくことを感じて欲しい作品です。

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