【洋画】「HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 ダニエル・ミドルトンは、最愛の父親の死にあい、その痛手より、1991年の夏に叔母の家で過ごすことになる、海辺の小さな町のケープコッドでは、避暑に訪れる都会人と地元民がおり、ダニエルは、地元でワルで名高いハンター・ストロベリーとつるむ様になるが、彼は妹に関しては溺愛していた。

HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ (字幕/吹替)

青春というよりも、クライムムービーとラブストーリーを絡めたような作品

・イライジャ・バイナム監督は、大学在学中に、書いた脚本が評価され、本作の監督として抜擢されています。本作が初監督作品となります。

・ティモシー・シャラメは、幼少期からCM出演等を重ね、2008年に映画に出演します。2017年『君の名前で僕を呼んで』の演技が評価され、アカデミー主演男優賞にノミネートされています。

・マイカ・モンローは、アメリカ出身の女優で、2012年『チェイス・ザ・ドリーム』で映画デビューをし、その後、さまざまな映画に出演をしています。

・物語は、アメリカの小さな避暑地でそこに一時期過ごした主人公とそこで起こる人間関係と恋愛を描いたストーリーです。

・日本ではなかなか理解しにくいところがある習慣である夏の避暑地での体験を描いた作品。

・主人公は、富裕層でもなく、貧困層でもないながらちょっと庶民寄りの青年で、性格的にちょっと内向的ではありますが、ハンターと出会うことで、徐々に陽キャ的な感じとなってきます。

・とは言え、仲の良いハンターともある程度の壁があり、この部分は、主人公に感情移入しやすいところはあります。

・結局、客観的に見ると主人公は調子に乗っていたという感じとなるのですが、その理由は、ドラッグにあるのかと思います。

・ラブストーリーな要素もありますが、主人公を後押ししているものは、金とドラッグなところもあり、そのことにより陰キャが陽キャのふりをしながらもやはりぎこちない。そんな印象が残ります。

・とは言え、スクールカーストと呼ばれる昨今の学校内やティーンネイジャーの格差を考えると、主人公が自らの環境を見直すために訪れたところもあるので結果的には沈んだ気持ちは和らいだのかと思います。

・逆に生活様式の格差という点に痛感したこともあり、そこからドラッグの仕事に染まっていったのかと思います。染まりきれなかったところはありますけど。

・青春映画の範疇ではありますが、青春というよりも、クライムムービーとラブストーリーを絡めたような作品です。

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