【日本映画】「アイネ・クライネ・ナハトムジーク〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【原作】
【出演】/柳憂怜//原田泰造/
【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】主人公 佐藤は、マーケティングリサーチ会社で働くサラリーマン。彼は街頭アンケートで1人の女性に出会い、快くアンケートを受けてもらえる。その時に「出会いなんてどうだっていい、後で自分の幸運に感謝できるのが一番だ」という言葉を思い出す。

アイネクライネナハトムジーク

機転をきかせたトラブルを助ける要素はよかった

・今泉力哉監督は、ENBUゼミナールの職員として、のワークショップアシスタントなどを経験。その傍ら、自主制作映画を作っていましたが、2010年の「たまの映画」で長編デビューをし、『パンとバスと2度目のハツコイ』などさまざまな映画を手掛けています。

・三浦春馬は、4歳の頃から子役として活躍し、NHK朝の連続テレビ小説「あぐり」で子役デビューしています。その後、2006年「キャッチアウェーブ」で初主演をし、注目されます。

・多部未華子は、ミュージカルに影響を受け、多数のオーディションに応募し、Janne Da Arcの「Rainy ~愛の調べ~」のPV出演で女優デビューしています。その後、テレビやドラマで活躍し、好感度の高い女優です。

・物語は、普通のラブストーリーと異なり、6つの物語が絡みあったストーリーで、群像劇スタイルの作品です。

・わかりやすい点は、やはり三浦春馬と多部未華子の物語ではありますが、必ずしも二人のラブストーリーというところに留めていません。

・道路工事のシーンでシャンプーを渡すシーンでの音楽の使い方にちょっと違和感がありつつも、意図的な演出ではあり、ちょっと面白い。

・中盤の自転車置場のお金を泥棒しているシーンの通りすがりのサラリーマンの男性の機転の良さはなるほどなぁと思います。

・さまざまなストーリーをザッピングする手法ではあるので、登場人物の整理が必要となる作品です。

・中盤で大きく時間が動くところもあり、その点が複雑さをさらに感じさせてしまう要素があります。

・結婚が終着点ではないという前半から、10年後にはその考えが覆され、着地点は結婚というところになってきます。

・結婚の要素が、一つの物語の終着点ではありますがこの物語にはイマイチ納得ができなかったところがあります。

・やはり興味深かったのは、絡まれているところに、見ず知らずの人が機転を利かせてトラブルを回避するところが面白く、このシナリオは良かったところです。

・普段の生活で使ってみたくなるところにも思えます。(※さすがに勇気は必要ですが。)

・群像劇スタイルの作品ではありますが、群像劇には自分を投影する人物が必ずいるようなところが、本作では意外とその相当する人物が見当たらなかったところが残念なところではあります。

・原作は、伊坂幸太郎の小説で多くの映画化がされていますが、本作はちょっと評価が落ちてしまうのかと思います。

・決して駄作ではないのですが、観賞後に何か残る要素があればよかったのかと思います。なお、機転をきかせたトラブルを助ける要素はよかったです。

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