【洋画】「ANON アノン〔2018〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】人間も記憶が、記録・管理・検閲される近未来。犯罪が不可能と思われる社会であったが、匿名性もない状況で、殺人事件が発生した。事件には「記録のない女性」の存在が明らかとなり、彼女を背景として、更に事件が起こる。

ANON アノン (字幕/吹替)

視覚を乗っ取るというアイデアは秀逸

・アンドリュー・ニコル監督は、「ガタカ」「TIME タイム」など、近未来SFの作品の多い監督です。

・ANONとは、「記録がない女」 (ANON=匿名)ということです。

・視覚から様々な情報が見えるという設定は面白く、お金のやり取りも仮想通貨のようなもので、支払いが行われる。

・細かな情報が視覚化されているので、たしかにプライバシーも匿名性もないように見える。

・物語の中心となる女性は、ハッキングを行うことで、自分の情報を抹消している。

・実在はしているけど、その事実を消しさることで、存在しない状況を作り出しており、どこかしら、攻殻機動隊のような設定に思えますが、どこかにヒントがあって、引用したのかと思われます。

・問題は、事件の背景を突き詰めていくとどうも、しっくりこない点もあり、もやもや感があります。

・とはいえ、大体のことをハッキングで片付けてしまうところが、大雑把ながらも、わかりやすい点でもあるので、それはそれで面白いです。

・問題は、視覚のハッキングがキーになっていることで、この部分は、引用元だと思われる攻殻機動隊のほうがわかりやすい。

・物語展開としては、決して駄作ではないのですが、盛り上がりに欠けてしまうところが惜しく、超絶傑作な「攻殻機動隊:笑い男事件」のほうを見返したくなってしまいます。

・視覚を乗っ取るというアイデアは秀逸なので、そのさらに先が見えればよかったのですが、多少不完全燃焼な感じはします。

ANON アノン(字幕版)

 

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ANON アノン(吹替版)

 

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