【洋画】「ミッションインポッシブル:ゴーストプロトコル〔2011〕」を観ての感想・レビュー

【監督】ブラッド・バード
【出演】/ポーラ・パットン/
【個人的評価】

【あらすじ】IMFのエージェントは、機密ファイルを奪う任務に際に女殺し屋に殺されてしまい、機密ファイルも奪われてしまう。主人公イーサンは、その時とある任務で留置所に囚われていたが見事に脱出。新たな任務に就く。

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル (字幕/吹替)

常に変化を生み出すきっかけとなったシリーズ屈指の名作

・シリーズ第4作目の人気スパイアクション映画。

・前作では死の淵から生還するなど、もうスパイというよりもスーパーマンとなっていますが、今作もさらにスーパーな男を演じています。

・「例によって君もしくは君のメンバーが捕らえられ、或いは殺されても当局は一切関知しないから、そのつもりで。」という有名なセリフがありますが、「存在しない機関(ゴースト)」との「取り決め(プロトコル)」という意味です。

・今までのシリーズと異なるのは、イーサンは携帯している拳銃ベレッタを一切発砲していません。唯一麻酔銃のみ発砲しています。

・今までの作品と比べてスパイアクション要素が痛快です。クレムリンへの潜入とタブレットを活用したトリックもハイテク感があり、スパイアクションとしてのハラハラ度が相まってとてもよくできていますが、この時点ではまだまだ。この先さらにアクションはエスカレートします。

・IMFからも追われる状況となり、舞台はドバイへと移ります。

・まさしくチームだけでミッションを遂行させようとするイーサンには、チームリーダーとしての信頼感でグッときます。

・サーバールームへの侵入とリストの引き渡しという複雑なミッションを成し遂げるところはこの映画の最も注目できるシーン。

・高層ビルの外部から窓をつたって移動するところも、「失敗するんじゃないか?」と思わせる演出で、手に汗握れます。「どうせ上手く行くんでしょ?」と思わせない危機的状況の作り方には、今までのミッションインポッシブルでは描いていないスリリングな工夫がされています。

・しかもリストを盗まれた後の追跡も凄い。まず、布石としての砂嵐が危機的状況を生み、意外な小道具も伏線とは思わせない使い方で、練りに練られたアクションへと変貌していきます。

・当然印象的な、トムクルーズ走りも全力疾走そのもので、普通は諦めてしまう追跡を何度となく追いつき逃げ出しと二転三転する追跡にはただただ食い入って観るばかりです。

・満足に武装も用意出来ず、追いつ追われつのアクションには、過去作品のマンネリ感を払拭するほどの巧みな演出で圧倒されます。

・ラストの駐車場のアクションは若干テンションは下がりますが、始終飽きさせないスパイアクション映画として見事な復活をしている作品だと思います。

・プロデューサーも兼ねたトムクルーズは、本作で「4」という名称を避けたらしく、この副題とプロデュース力は稀に見る成功例だと思います。

・常に変化を生み出すきっかけとなったシリーズ屈指の名作は間違いないです。


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