【日本映画】「横道世之介〔2013〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 横道世之介は長崎から進学のために上京してきた学生。1987年と言う時代背景とともに学生生活の青春が描かれる。

横道世之介

映画内のセリフを真似ると、「この映画を観ることで、みていない人よりもちょっとだけ幸せになります。」

・お人好しで根っからのいいひとの主人公が送る学生生活の青春物語。

・主人公は、横道世之介なのですが、描き方は、第三者視点からの部分も多く、かつ、横道世之介の主観の部分もあり、不思議な映画です。

・160分と言う長時間の映画ですが、びりと物語が進みながらも、飽きさせる展開としていないところが素晴らしいです。

・会話のテンポや学生時代のあるある状況などが随所に散りばめられていて、飽きさせない要素となっているのかと思われます。

・横道世之介とはまったく釣り合わない令嬢役の吉高由里子も天真爛漫さが本来のキャラクターから滲み出ていて、とても印象的な役柄となっています。

・横道世之介自身も学生時代に「こう言う友達がいたなぁあ」と思わせる絶妙なキャラクターで、好印象です。

・ときおり、20年後のシーンが描かれるところがあり、時間軸が変わることで見失ってしまうところもありますが、それほど難解な映画ではありませんむしろ日常を淡々と描いた映画で、その頃を思い返すと言う演出です。

・誰かの記憶に克明に残る横道世之介の青春は、とても魅力的で、昔の写真を見ると常にどこかに彼が写っている。そんな誰からも好かれる要素があるところに、映画としての心地よい感想が生まれます。

・カメラに興味を持ち、ラストシーンのカメラ撮影をして歩く長回しのシーンはとても素晴らしいラストの演出です。

・映画内のセリフを真似ると、「この映画を観ることで、みていない人よりもちょっとだけ幸せになります。」


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