【洋画】「パッセンジャー 〔2016〕」を観ての感想・レビュー

【監督】

【出演】/マイケル・シーン

【個人的評価】

【あらすじ】宇宙移民のために作られた宇宙船アヴァロンには5,000人の人々が人工冬眠をして航行している。ところが人工冬眠ポッドの故障でジムが目覚めてしまう。再び人工冬眠することが出来ず、目的地までは90年もかかってしまう。宇宙船の中で孤立してしまった主人公の物語。

パッセンジャー (字幕/吹替)

スイングバイを行なって、宇宙船の加速をするときに近距離で見る惑星はかなり美しいです。ここは必見

監督は、CMや短編映画を手掛けた後、2003年『Buddy』で映画を手掛けています。その後、2011年「ヘッドハンター」以降、コンスタントに映画を制作しています。

は、2008年『あの日、欲望の大地で』で映画デビューをし、監督のギジェルモ・アリアガに「の再来」と評され、第65回ヴェネツィア国際映画祭では新人俳優賞を受賞しています。その後、2010年『ウィンターズ・ボーン』での演技が評価され、2012年『世界にひとつのプレイブック』では、第85回アカデミー賞主演女優賞を受賞しています。その他、「アメリカン・ハッスル」や「ジョイ」などでも高い演技力を評価されています。

・宇宙船に一人で目覚めてしまった主人公は、約90年間一人で宇宙船の中を過ごすこととなります。

・例えると、誰もいないオフィスビルに一人で取り残されるような感じです。

・スペースシャトルのような狭い場所ではないので、窮屈ではないのですが、この先死ぬまで宇宙船に一人という絶望感はちょっと耐えられないです。

・ですが、映画「オデッセイ」のように火星に取り残されるよりかはまだマシなのかもしれません。

・それでも、主人公は同じ人工冬眠している女性を目覚めさせてしまいます。

・このあたりは少し傲慢な気もしますが、この傲慢設定は後々尾を引きます。

・目覚めた女性は、当然美人なんですが、異常な状況下では、特に悩むことなく恋愛関係に落ちていきます。この点に関しても主人公の役得感があり、事情を分かっている観客からすれば、女性目線ではあんまり受け入れられないのかもしれません。

・かろうじてイケメンの部類であるので、多少は受け入れられるかもしれませんが。

・映画ならではとなるのですが、女性側も意外と積極的でなんか羨ましくも思えてしまいます。なんとなく男性側からすれば、普通に願望の表れでもあり、このあたりにズルさを感じます。

・結局、主人公が無理に人工冬眠から起こしたことがバレますが、やはり異常な状況下なので、関係は修復します。

・宇宙船での水泳中の重力装置の破損で、水中から抜け出せなくシーンはさすがに怖すぎでもあり、ここから救ってくれるということには感謝感謝となる訳です。

・最後はこの90年をどうするかというところになりますが、一つだけ人工冬眠機が使えるというところになんかご都合的な要素を感じます。

・機械がトラブルの際の予備装置が万全でないという欠陥宇宙船ですが、最後のホールの変貌っぷりには正しく想定外のトラブルが起こってもしょうがないのでは?と宇宙船の設計者のツメの甘さを感じます。

・と、ツッコミどころは多いですが、普通に楽しめる映画です。

・宇宙船のバーにいるロボットバーテンダーは、ドラマ「シャーロック」のモリアーティです。モリアーティのイメージが強いので、どうも悪だくみをしているんじゃないかと深読みしそうになります。

・スイングバイを行なって、宇宙船の加速をするときに近距離で見る惑星はかなり美しいです。ここは必見。


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【映画パンフレット】パッセンジャー 監督 モルテン・ティルドゥム キャスト ジェニファー・ローレンス、クリス・プラット、マイケル・シーン

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