【洋画】「ハート・ロッカー〔2011〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/アンソニー・マッキー
【個人的評価】

【あらすじ】2004年のイラク戦争が舞台。危険物処理班の内部を描く。冷静沈着な判断力と高度な専門テクニックを求められる爆発物処理班の兵士を主人公に、38日間の任務を追った物語。

ハート・ロッカー(字幕版)

戦争とは何かを感じられれば

・題名は「苦痛の極限地帯」「棺桶」という意味のアメリカ軍のスラング。

・地雷を処理するという任務をこなす部隊を描いた映画で、一歩間違えれば、大事故につながるような、とても危険なことを丁寧に描いた作品。

・戦争映画の部類ですが、派手な戦争という要素よりも、動かざる危険との戦いでもあり、緊迫感が常に張り詰める映画です。

・特に周囲に大量の地雷が埋まっていることがわかるシーンには、ただならぬ戦争の恐怖を垣間見れます。

・この映画にヒーローも強敵もあまり描かれず、地雷処理の光景がただただ描かれます。

・帰国後、その極限の状態を理解されることもなく、次の赴任先へ旅立つ様は、なんとも言えない感情が込み上げてきます。

・主題が主題だけに軽々しい映画ではないのですが、限りなく現実に近い状況を垣間見ることで、戦争とは何かを感じられれば、映画を観た甲斐があったと思う作品です。

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