【洋画】「スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒〔2015〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。前作から約30年後の物語。帝国軍と反乱軍の壮絶な闘いが終結し、銀河系は平和になったように見えた。闘いを終結に導いた最後のジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーは、その姿を隠し月日が流れた。その際に帝国軍の残党から新たに「ファースト・オーダー」と呼ばれる集団が現れ、カイロ・レンを筆頭に銀河系は再び混乱へと変わっていく。 

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 (字幕版)

次回作以降の宙返りを期待しつつ、待望の3部作が開幕

・1977年の初代スターウォーズの作者「」は制作から退き、ディズニー傘下として新たに始動したシリーズ第7作目。

・1983年の「ジェダイの帰還」から、ゆうに32年ぶりの続編である。

・大団円を迎えた前作から新たに織りなされるスペースオペラの代名詞。

・今作の主人公は新しいキャラクター「レイ」。

・出生や人物背景は、ほとんど明かされず、新たなスターウォーズとして魅力ある主人公を演じ切っている。

・ルーク、ハンソロ、レイア姫も登場し、新たな3部作として見事な世代交代を描いている。

・おなじみのドロイドも登場し、まさしくこれがスターウォーズと言える継承をしています。

・さて肝心の詳細ですが、今作は3部作の初回でもあり、エピソード4を彷彿させるなぞらえ方をしている。

・まさに、「分かっている感」のある安定感のある出来栄え。

・オールドファンも新規のファンも満足できる内容です。

・砂漠の星から始まるところや、レイが孤独であることも、BB-8に重大な秘密を隠していることも、なぞらえ感がある。

・ミレニアムファルコンの登場には、ちょっと意表を突かれましたが、その後の空中戦には、とても臨場感のある目が回るくらいの素晴らしい飛行をします。要所要所にスターデストロイヤーの残骸の中を飛行するところも、ポイントです。

・操縦をいきなりできてしまうのが妙にトンデモ設定ですが、伏線なのだろうと思っています。

・その後のハンソロの登場。老いてもあの粗野な感じがにじみ出るところはやはりハンソロ。いつまでもひねくれた悪党感が最高です。

・敵役のカイロレンについては、ちょっと凶悪感がないところが、シスっぽくなく、これもまた伏線を見越したキャラ作りであることを望みます。

・この凶悪感というのは、全ては表情と機械的な感情の有無なんだと思います。当然ダースベイダーにはこの要素がしっかり詰まっていました。

・カイロレン自体も完全にダークサイドに堕ちているとは言い難く、なもんで、とある行為でその域にたどり着こうとする訳ですね。

・スターキラーとの攻防も、デススターを彷彿とする展開ですが、スターキラーのとんでもない大きさには、驚愕と言っていいほど絶望感が感じられず、その理由は、よくも悪く見えエピソード4をなぞらえているからという解にたどり着くわけです。

・いい意味ででオールドファンも新規ファンも取り込めていた設定ですが、あまりになぞらえると予測がついてしまうという結果となった訳です。

・最後にとある人物が登場するわけですが、その登場の仕方とこのシーンでのレイの表情には続編に期待を充分に持てる確信が込められているように思いました。

・ということで、次回作以降の宙返りを期待しつつ、待望の3部作が開幕するわけです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です