【日本映画】「美しい星〔2017〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【原作】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】気象予報士の主人公大杉重一郎は、とある光を見て、火星人であると錯覚し、その使命に目覚める。大杉家全員が木星人や火星人であると目覚め、各々の方法で世界を救おうとする。

美しい星

登場人物たちの異常さと、一般人の乖離が見事で面白い作品

・原作は三島由紀夫の異色SF作品ですが、原作とは異なる設定が多い。

・リリーフランキーの怪演が見事で、普段のキャラクターと相まってとても違和感なく鑑賞できた。

・天気予報の最中に急に目覚めて異様な言動を起こし最後にポーズを決める。

・この違和感がとてもハマっていた。

・何度かその言動が繰り返されるけど、もっと見たいという衝動にかられる。

・見ている側も洗脳されてしまうかのような見せ方はとてもよい。

・監督は「霧島、部活辞めるってよ」「紙の月」の吉田大八。

・「霧島、部活辞めるってよ」以降の作品のキレが良くなった気がする。

・展開に予想がつかない分、ダレる事もなく観ることができた。

・エンディングにはモヤモヤ感はありますが、もともと解釈を観客に委ねる手法であり、観る人によって感想がすごく変わる作品だと思う。

・宇宙人と直接関わり合いがないにしても、未知な存在の宇宙人を感じさせる興味深い作品。

・オカルトや超常現象という直接的なSFではなく、登場人物たちの異常さと、一般人の乖離が見事で面白い作品だった。

・作品に影響を受けても、リリーフランキーのポーズは人前でやってはいけない。


金閣寺 (新潮文庫)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です