【洋画】「ゾディアック〔2007〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】./マーク・ラファロ/アンソニー・エドワーズ
【個人的評価】

【あらすじ】カリフォルニア州サンフランシスコで、1960年代後半に実際に起きた連続殺人事件を題材にしている。殺人犯が地元新聞社「サンフランシスコ・クロニクル」や警察に送りつけた犯行声明文に書いた「Zodiac(ゾディアック)」という名前(偽名)がこの事件の名称になっている。

ゾディアック(字幕版)

映画館地下のシーンの緊迫感は結構凄かった

・この事件は現在に至っても解決していない。多分解決はしないだろう。

・3時間弱の長時間映画ながら、個人的にはそれほど長くは感じず、楽しめた。しかし、デビッドフィンチャー映画としてはずば抜けての演出はなく、控えめな印象。

・フィンチャー映画も転換期を迎えているとすれば、自然な流れだ。いつまでも尖った事ばかりもキビシいだろうし。

・過去もファーゴで一皮むけた訳だからなぁ。なので、ゾディアックはなんというか否定する映画ではなく、新たな手法の模索というところなのかもしれません。

・逆に押さえた演出で、シーンを持たせる技量がフィンチャーにある以上。今後の監督業の流れに注目できそうだ。

・似たような作品なら、「グリコ・森永 怪人21面相」事件を題材にして作った物も見てみたい。

・という事で、本編ではロバートダウニーJrがいい感じだった。私生活と変わらない役柄だったような気もするが・・・。

・映画館地下のシーンの緊迫感は結構凄かったが、特に解明するヒントの提示も無かったのが不完全燃焼気味だ。結局この事件自体未解決なんだから仕方ない。逆に、結末の無い事象を取り扱っている時点でこうなる事は必然である。

・とりあえず、この作風転換は名実ともに巨匠になる為の布石に感じている訳である。


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